「私が死体と一緒に眠った理由」がヤバすぎる! 蘇生実験7年、腐敗にも気づかず…

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 死体と寝たことがあるという人は、あなたが想像するよりも多く存在する。理由はさまざまで、愛する人の死を受け入れられなかったり、友人が死んでいることに気づかなかったり……。今回は、それが意図的であろうとなかろうと、死体と寝てしまった人たちの例を4つ紹介しよう。

■死んだ仲間に詩を詠む隊員

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画像は、「Wikipedia」より

 1893~96年にかけて、潮流を利用して北極点に到達しようとしたノルウェーの探検家フリチョフ・ナンセンによる“ナンセンのフラム号遠征”。その先遣隊員だったバーント・ベンツェンとポール・ジョルヴィクは、北極海に浮かぶ島嶼群「ゼムリャフランツァヨシファ」にある石造りの小屋に駐留していた。しかし、寒さが厳しい環境の中で食料や燃料が不足しはじめ、衰弱したベンツェンはこの世を去ってしまう。2人は「どちらかが亡くなったらホッキョクグマのエサにならないように遺体を守る」と約束していたため、残されたジョルヴィクはベンツェンの遺体を寝袋に入れ、寄り添っていた。また、とてつもない孤独に苛まれたジョルヴィクは、他の隊員の到着を待つ間、亡くなったベンツェンに詩を詠み続けてどうにか正気を保っていたという。ベンツェンの死から2カ月後、遠征隊本体がゼムリャフランツァヨシファに到着し、ジョルヴィクは一命を取り留めている。

■遺体に助けられた少年

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画像は、「WalesOnline」より

 1825年、英・ノースウェールズに生まれたヘンリー・ヒューズは、11歳頃から石炭鉱山で同世代の男子たちと働くようになった。ある日、彼がいつものように鉱山内の洞窟で仕事をしていると、突然洞窟の一部が崩落。ヘンリーを含む30人以上の作業員は、水も食糧もない鉱山の中に閉じ込められてしまう。そのまま3日が経ち、酸素不足による窒息で12人が死亡。さらに時間が経つと、閉じ込められた空間に石炭から発生するガスが充満しはじめ、作業員たちは続々と意識を失い、足元に15cm程溜まっていた泥で窒息死してしまう事態に。ヘンリーもガスによって意識を失い倒れ込んでしまうが、なんと他の作業員の上に重なったことで、この事故で唯一の生存者になった。

■愛し続ける男

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画像は、「ELITEREADERS」より

 米・フロリダ州に住むドイツ人のカール・テンツラーは、細菌学者と放射線科医として結核患者が集まる病院に勤務していた。1930年4月、カールは患者として通院していたエレナ・オヨスに一目惚れ。カールは「彼女と結ばれるために私は生まれてきた!」と思うほどエレナに心を奪われていた。だが、悲しいことにエレナは結核を患っており、カールによる懸命の治療の甲斐もなく、やがてこの世を去ってしまう。そしてエレナの遺体は、カールが建てた霊廟に安置されたが、どうしても彼女の死を受け入れられないカールは、遺体を持ち去って生き返らせるための実験を開始。結果、エレナの遺体は蝋で覆われ、髪が抜け落ちた頭皮にはかつらが被せられ、生前とは似ても似つかぬ姿になってしまった。カールは、“蝋人形”となったエレナとベッドで眠る毎日を7年間続けていたが、1940年にカールのもとを訪ねたエレナの姉により“蝋人形”の存在が発覚。エレナの遺体は家族のもとに返されたという。

■50年間を共にした夫婦の最期

 1929年、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州にエヴァンとエレンという70歳代の夫婦が暮らしていた。結婚生活50年を過ぎても2人は仲睦まじく、彼らはお互いのそばを離れることがなかったという。しかし、年を重ねるとともに妻のエレンは心臓を患い、治療による副作用で何日もベッドで寝たきりになってしまう時がしばしばあったそうだ。そして同年5月、いつものようにエレンがベッドに横たわっていたので、エヴァンは妻を見守りながら日中を過ごし、夜は妻の隣で寝ていた。しかし数日が経ち、いつまでも目を覚まさないエレンを見たエヴァンは警察に連絡。そこで警察は、エレンが10日以上前に亡くなり、すでに目や鼻が腐敗し始めていることに気づいた。その後、エレンは遺体安置室に運ばれ、残されたエヴァンは孤独に残りの人生を過ごしたという。

参考:「LISTVERSE」、ほか

 

※当記事は2018年の記事を再編集して掲載しています。

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