ギザ地下に“石棺”が出現!?かつてない深度で見つかった古代の封印とは

「地下都市」報道に続く衝撃、今回は“石棺”
ギザのピラミッドの地下には、かねてより巨大な地下構造が存在するという説が存在していた。TOCANAでも取り上げたように、ピラミッドの下には“失われた都市”とも言うべき大規模な地下空間が広がっている可能性が指摘されている。
そんな中、今回新たに報じられたのは、“オシリスの墓”と呼ばれる象徴的な地点の地下、約200メートルの深さに“石棺”らしき構造物が発見されたという衝撃のニュースだ。この情報をもたらしたのは、イタリアとイギリスの研究者チームである。
この石棺は水に囲まれた空洞の中に存在しており、その周囲には階段状の通路や井戸のような垂直構造も確認されているという。衛星レーダー技術を用いたという今回の調査では、地下に広がる複雑な構造物の存在が次々と可視化されており、過去の“地下都市説”をさらに裏付ける内容となっている。

科学界の懐疑、それでも“構造は存在している”
もちろん、今回の発表には懐疑的な声も少なくない。レーダー考古学の専門家であるローレンス・コンヤーズ教授は、「この技術ではそこまで深く探査するのは不可能」と語り、また元エジプト考古大臣ザヒ・ハワス氏も「科学的に認可されていない方法」と一蹴している。
しかし、調査チーム側はあくまで“客観的な測定”と“既存構造の再現性”に基づいたものであると主張し、実際にオシリスの墓の内部構造を忠実に捉えた画像を公開して反論している。特に“第3層の下にさらに黒い空間が存在する”という指摘は、石棺以外にも未知の空間が続いている可能性を示唆している。
また、昨年にも報告された「ピラミッド地下約600メートルに及ぶ井戸と空洞」の存在が今回の発見と結びつく形で語られており、全体としてギザの地下に“意図的に構築されたネットワーク”が存在している可能性がより現実味を帯びてきた。

地下1200メートル、3万8千年前の文明の痕跡か?
さらに衝撃的なのは、調査チームが「これらの構造物は3万8千年前のものである可能性がある」と主張している点だ。もしこれが事実であれば、現代の考古学が描く人類史のタイムラインは完全に書き換えられる。
3万8千年前といえば、人類がまだ洞窟に暮らしていたとされる時代。都市どころか、農耕すら始まっていない頃である。そんな時代に、数百メートルの深さに精巧な井戸や構造物が存在していたとなれば、そこにあったのは“知られざる古代文明”か、“我々以外の知性”なのか──。
この“石棺”の正体が明らかになれば、ピラミッドの真の役割、そしてギザに築かれた巨大遺構の背景に迫るヒントになるかもしれない。
これまで“伝説”として語られてきたギザ地下の超古代構造が、いよいよ具体的な“形”を持ち始めている。そしてその中心に浮かび上がったのは、静かに眠る石棺──人類の過去が、今まさに目を覚まそうとしているのかもしれない。
参考:Daily Mail Online、ほか
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2024.10.02 20:00心霊ギザ地下に“石棺”が出現!?かつてない深度で見つかった古代の封印とはのページです。ピラミッド、地下都市、石棺などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで