「人間100人 vs ゴリラ1匹」勝つのはどっち?地獄のようなシミュレーションが話題

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イメージ画像 Created with AI image generation (OpenAI)

 ゴリラに勝てる人間はまずいないだろうが、では100人で束になって1匹のゴリラにかかっていったらどうなるのか――。興味深い(!?)検証かSNSで繰り広げられている。

■人間100人vsゴリラ1匹、勝つのはどっち?

 背中を鈍い銀色に輝かせた容貌魁偉な成熟したオスゴリラ(シルバーバックゴリラ)に1人で対峙したくはないものだが、100人がかりなら勝てるのだろうか。

 あるXユーザーが「100人の男と1頭のシルバーバックゴリラが戦ったら、どちらが勝つと思う?」と質問したことで、ネットで議論が巻き起こった。

 さすがに100人もいれば1匹のゴリラに勝てるだろうというのが大方の見解のようだが、ゴリラが勝つという主張も根強く語られているようだ。

 議論があるものの、最初にゴリラと戦った男は生きては帰れないだろうという憶測はネット上で一致している。一部のSNSユーザーらは今、頭蓋骨が卵のように割れているであろう「最初の男」の恐ろしい運命を物語っている。

 米テキサス州の野生生物学者であるケイレブ氏が会話に参加し、この戦いについて専門家の見解を提供した。

「オスのシルバーバックは平均して約130~180キロ(最大で270キロ)と巨大で、運動している平均的な男性の4~5倍の力があります。そのため犠牲者は間違いなく出ていますが、すべての男性を打ち負かすには十分ではありません」(ケイレブ氏)

 同氏は、平均的なシルバーバックゴリラを倒すには30~40人しか必要ないと見積もっており、自然界ではゴリラはそれほど大規模な攻撃集団と戦うよりも逃げるだろうと付け加えた。

 またゴリラがより早く疲れることも予測できるという。数の圧倒的な差によるものだけでなく、進化の過程で人間は「強さと引き換えに心肺持久力を最大限に高めてきた」からだという。

 そして、もしそのような事態が起こったときに人間側にいたとしたら、彼はゴリラの「顔、首、内臓、股間、そして重要な動脈を破裂させること」に攻撃を集中することを推奨している。

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Image by G.C. from Pixabay

 ではAIはどう考えているのか。

 ChatGPTはオスのゴリラは確かに圧倒的な力を持っており、人間の成人の4~9倍もの強さがあるものの、それでも人間はゴリラに勝つだろうと考えている。

「協調性があり、規律があり、死ぬ覚悟があれば、人間は勝てるだろうが、それは残酷なものになるだろう」とChatGPTは説明する。

「(男たちが)一度に群れをなして、大きな犠牲を払い、組織立った格闘戦術を使って押さえ込めば最終的に倒せるだろう。しかしそうなる前に数十人が死亡、あるいは重傷を負う可能性が高い」(ChatGPT)

 とすれば人間側にとって最大のリスクは自分たち自身かもしれない。死者や重傷者が出ることはほぼ確実で、ゴリラに無残に殺された者を見て、多くが恐怖に駆られて逃げ出し戦線が崩壊することも考えられる。

 動物愛護などの倫理面からもマッチメイクは実現しそうもないが、SNS上の議論としては興味深い思考実験になったといえるだろう。昨今はクマの出没も増えていることから、圧倒的なパワー差のある獣と遭遇した際にどうすべきなのかを普段から考えておくべきかもしれない。

参考:「LADbible」、「Daily Star」ほか

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文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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