巨人族は黙殺された!? 北米大陸に眠る「ありえない骨」彼らは存在したのか

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画像は「Ancient Code」より

 北米大陸でいくつも発掘されている巨人の骸骨をどう考えればよいのか――。巨人は歴史上、存在してはならないアノマリーとして黙殺され、隠蔽されてきたのだろうか。

■北米各地で発掘される“巨人の骸骨”

 米ミネソタ州、アイオワ州、イリノイ州、オハイオ州、ケンタッキー州、ニューヨーク州など、北米各地で巨人の遺骨が発見されている。しかし不思議なことに、これらの発見はメディアで十分に取り上げられることはなく、ほとんどの研究者の視界には入っていない。

 巨人は禁断の考古学なのか――。誰かが「巨人の骸骨」の発見の可能性について言及するたびに、「禁じられた歴史と考古学」という概念が持ち上がってくる。巨人の存在は触れてはならないタブーなのか。

 いくつかの報告によると、100年以上前、ウィスコンシン州デラバン湖の近くで、研究者らが「失われた巨人の種族」と呼ぶ人々の墓を発見したという。

 一説によるとデラバン湖近くの遺跡で発掘された巨大な骸骨は、決して普通のものではなかったという。1912年5月に発見された頭蓋骨は「平均的な人間」のものではなく、「巨大な骸骨」であった。1912年の新聞報道によれば、彼らの身長は2.3メートルから3メートルである。

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画像は「Ancient Code」より

 本流の考古学や歴史学が、巨人が過去に地球に実際に存在していたことを認めたら、どれほど多くのパラダイムチェンジが起こるのか。宗教、社会、歴史など、多くのものが徹底的に見直され、最終的には認識の変化を余儀なくされることになる。したがってもし巨人が地球に存在したとしても、その存在は隠蔽されていると考えることにも一理ありそうだ。

 ネイティブアメリカンの作家であり法学教授でもあるヴァイン・デロリア氏は巨人についての米政府の隠蔽体質を指摘する。

「これらの骨の中には、政府関係者でさえ探し求めていない、遠い過去に関する答えが隠されているかもしれません」(デロリア氏)

 デロリア氏は19世紀のスミソニアン協会が多くの巨人の骸骨を入手しながらもそれを公にしていない点に触れている。

 1891年8月10日、「ニューヨークタイムズ」紙は、スミソニアン協会の科学者がウィスコンシン州マディソン近郊のミルズ湖でいくつかの巨大な「ピラミッド型の記念碑」を発見したと報じた。

 一方、「マディソンは昔、20万人以上の人口を抱える賑やかな街だった」と「タイムズ」誌は伝えている。

「オハイオ州やインディアナ州の有名な塚は、その大きさ、デザイン、その建設技術のいずれにおいても、これらの巨大で神秘的な土の記念碑とは比べものにならない。誰が何のために建てたのかは不明で、推測することしかできない」(「タイムズ」誌)

 奇妙な話は長年にわたって続き、1897年には「タイムズ」誌がウィスコンシン州メープルクリークで発見された大きな古墳についての記事を掲載している。

「中には巨大な男の骸骨が発見されました。頭から足まで9フィート(約2.7メートル)を超える骨は、保存状態も良好でした。頭蓋骨は半ブッシェル(約1.5リットル)ほどの大きさでした。骨の近くには、精巧に焼き入れされた銅の棒やその他の遺物が置かれていました」(「タイムズ」誌)

 またそれ以前の1870年、ウィスコンシン州の地元紙「ディケーター・リパブリカン」は、ポトシ近郊で発見された保存状態の良い未知の種族の巨人の骨格2体についての記事を書いている。

 これら巨人の骸骨についての発掘をどう扱えばよいのか。

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イメージ画像 Created with AI image generation (OpenAI)

 北米だけでなく、巨人についての伝承はギリシャ、北欧、ゲルマン、インドといった古代世界の多くの神話、そして南米においてもマヤ、アステカ、インカの伝承の中に物語が見られる。そして最も重要なのは、古代の主要な聖典のほぼすべて、エジプト神話の「バアラト・ゲバル」、ヒンドゥー教の「ラーマーヤナ」、そして聖書にさえも見られることである。

 はたして人類史以前の地球で巨人たちが地上を跋扈していたのか。人類の歴史をひっくり返すかもしれない巨人にまつわる“物証”は今後も積み増されていくことになるのか目を離せない。

参考:「Ancient Code」ほか

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文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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