「地底世界の秘密」を有名ジャーナリストが暴露!入口の場所、秘密基地、モンスター、陰謀… 地底人の正体判明!?

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 まだまだ謎が多い深海と同じく、地下の世界もまたミステリーに包まれている。地下に生息しているといわれているUMAも少なくない。また軍事機密のために公表されることのない秘密の地下基地の存在も世界各地で噂されている。さまざまなベールに包まれた地下世界はいったいどうなっているのか――。

■“地下施設”は何かと秘密にされがち

 地上の危険な敵から身を隠すことのできる洞窟や洞穴だが、その一方で奥には何が潜んでいるのかわからない不気味さもある。我々はこの謎と疑惑に満ちた恐怖の地下世界をどう考えればよいのか。

 オルタナティブメディア「Mysterious Universe」の2020年の記事ではライターでジャーナリストのニック・レッドファーン氏が地下世界の謎と魅力について持論を展開している。

 レッドファーン氏が洞窟や洞穴、地下基地などに興味を持ったのは幼少期の頃からで、父親からの影響が大きかったという。レッドファーン氏の父は、当時徴兵制のあったイギリスで英空軍に3年間在籍した後、本来の仕事である大工に復職してそのまま65歳の定年まで勤め上げた。

 父の大工としての仕事の中で印象深いものの1つに、スタフォードシャー州カノックチェースにあるスポーツ施設「チェース・レジャーセンター」の大規模改修工事があったという。2000年に行われたその改修工事の期間中、現場の父の姿を映した写真があるのだが、写真の中の父は地下に通じる大きな頑丈な扉を指さしているのだった。

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「Mysterious Universe」の記事より

 実はこの改修工事で地下施設が造られ、第三次世界大戦(または大規模な災害)が勃発した際に、この地下施設を緊急用の「司令室」にすることが想定されていたという。そしてこの地下施設の存在と目的について一般にアナウンスされることはなかったということだ。このように“地下施設”は何かと秘密にされがちである。

 レッドファーン氏は2004年にテレビ番組の取材でプエルトリコに赴いた。1週間の滞在中、レッドファーン氏はスタッフと共に家畜の血を吸う謎のUMA(未確認生物)であるチュパカブラを追い求めたのである。

 現地で聞き込み調査をすると、チュパカブラらしきUMAは地下に隠れているという話が多かった。そこで一行はUMAの目撃報告が多数ある洞窟の多い一帯を調査し、いくつかの洞窟に踏み入ったが、残念ながらチュパカブラの姿や痕跡を見つけ出すことはできなかった。

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「Mysterious Universe」の記事より

 プエルトリコではかつての軍事基地であるルーズベルト・ロアドスの下に広大な空洞のある地下トンネルがあるという噂が過去に広まったことがある。

 米オハイオ州デイトンにあるライト・パターソン空軍基地には「ハンガー18」と呼ばれる疑惑の格納庫があるといわれているが、ルーズベルト・ロアドスの地下施設はプエルトリコ版「ハンガー18」ではないかともいわれている。だとすればこの地下施設に潜んでいるのはチュパカブラではなくエイリアンに関わるものなのだろうか。

■ニューメキシコ州ダルシーに秘密地下基地!?

 話をイギリスに戻すと、2008年にイングランドのスタッフォードシャー州の地元メディアが地下世界に生息するUMAについて言及している。

「カノックチェースの地上に現れて食糧になる獲物を探す地下世界の生き物はスタッフォード近くで目撃されている“狼男”と“ビッグフット”に関係している可能性があります。そして、神秘的な存在は、一連のペットの失踪の原因である可能性もあると指摘されています」(「Birmingham Mail」紙より)

 住民のペットが獲物としてUMAに狩られているというのだろうか。そしてさらに続けている。

「目撃情報の背後にある説は、浮浪者からエイリアンまでさまざまです。しかし、今や別の超常現象の専門家が、人ではない獣は実は狼男などではなく、石器時代への先祖返りであるという理論を提唱しました。匿名を希望する調査官は、次のように述べています。『この地域での奇妙な目撃報告は、パトロール中の民間人、軍人、警察、元警察官、偵察隊のパトロールリーダーによって長年にわたって行われてきました。 一部のインシデントは報告および記録されていますが、他のインシデントは報告されていません。うまく言えませんが狂人と思われることを望まない人もいるのです』」(「Birmingham Mail」紙より)

 狼男やビッグフットではなく、石器時代に退行した人間であるという説はなかなか斬新かもしれない。カノックチェース一帯はこの1世紀の間、鉱物の採掘活動が行われていて坑道やトンネルが多い。地下世界に生息するUMAが居つく条件は揃っているともいえる。

 地元の高齢者はこの地下世界に生息するUMAは古い坑道を通って地上に現れ、シカのような獲物を狩って再び地下へ戻っていくのだと話している。

 一方で長年にわたって続いている噂としては、ニューメキシコ州リオアリバ郡のダルシーにある広大な卓状台地(mesa)のはるか地下に、広大な秘密地下基地が存在することが示唆されている。

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 興味深いことに、この地域で多くの奇妙な活動があったことが記録に残されているのだ。たとえば、FBIは1970年代中頃から後半にかけて、ダルシー一帯で起きた“キャトルミューティレーション”に関する大量のファイルの機密指定を解除した。

 そして、1967年12月10日、原子力委員会(AEC)はニューメキシコ州北部の田舎の地下約1300メートルで29キロトンの核弾頭を爆発させ、その直接的な結果として天然ガスが生成された。

 これは「ガスバギー計画(Project Gasbuggy)」という核爆発の平和的な利用法を見つけるために設計されたプログラムで、この地下核実験は「プラウシェア作戦(Operation Plowshare」と呼ばれ、31の核弾頭が27の個別のテストで爆発した。

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画像は「Wikimedia Commons」より

 秘密の地下基地の噂、キャトルミューティレーション、地下核実験と、各地の地下世界にどんな思惑があり、何が蠢いているのか疑惑は膨らむばかりのようだ。

参考:「Mysterious Universe」、ほか

 

※当記事は2020年の記事を再編集して掲載しています。

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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