「日程変更のお知らせ」― 世界の終末“携挙”、予言者がまさかのカレンダー間違いで今週に再設定か?

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 先月、「世界の終わりが来る」とSNSを騒がせた“携挙”の予言を覚えているだろうか。結局、9月23日も24日も何事もなく過ぎ去り、予言を信じて車や家財を売り払ってしまった人々は、ただ呆然とするばかりだった。しかし、この終末予言には、とんでもない続きがあった。

「予言は外れていなかった。ただ、カレンダーを間違えていただけだ」として、まさかの日程変更が告知されたのだ。

「10億%確実だ」と断言した牧師の“うっかりミス”

 この終末予言の中心人物は、南アフリカのジョシュア・ムラケラ牧師だ。彼は9月の予言の際、「10億パーセント確実だ」と豪語。神が信者を「救出」しに来て、不信心者は神の怒りに直面し、世界は「認識できないほど」変わり果てると警告していた。

 しかし、予言は見事に外れ、彼は大恥をかくことになった。一体どこで間違えたのか?YouTube番組に出演した彼は、自らの過ちについて、驚くべき釈明を始めた。

「あるビデオを見て、はっと気づいたのです。イエスの時代は、我々が今使っているグレゴリオ暦ではなく、ユリウス暦だったということに…」

 そう、彼の主張はこうだ。2018年に夢の中で神から直接啓示を受けたとされるこの予言は、そもそも参照するカレンダーが間違っていたというのだ。

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携挙ラウンド2にかけるムラケラ牧師 画像は「LADbible」より

13日間のズレ―ユリウス暦とグレゴリオ暦の謎

 我々が現在使用しているグレゴリオ暦は、1582年にローマ教皇グレゴリウス13世によって導入されたもので、それ以前に使われていたユリウス暦のわずかな誤差を修正したものだ。ユリウス暦は、1年の長さを少しだけ長く計算していたため、長い年月をかけて実際の季節との間にズレが生じてしまっていた。

 現在、この2つの暦の間には「13日間」のズレが存在する。ムラケラ牧師と彼の信奉者たちは、この13日間のズレこそが、予言が外れた原因だと結論づけた。つまり、神の啓示はユリウス暦に基づいていたため、現代のグレゴリオ暦に換算し直す必要があったというのだ。

終末は“今週”に延期―携挙ラウンド2に備えよ・・・?

 そして、彼らが導き出した新たな「審判の日」は、当初の9月23日または24日に13日間を足した、10月6日か7日(あるいは8日か9日)―つまり“今日を含む今週”ということになる。

「人々は私を信じなければならない。私はイエスと顔を合わせたのだ。数日後にはわかるだろう」

 ムラケラ牧師は、カレンダーという初歩的なミスを犯しながらも、その自信は全く揺らいでいない。彼は再び、すべてを賭けて「携挙ラウンド2」の到来を断言しているのだ。

 終末予言は、外れるたびに様々な理屈をつけて延期され、信者の結束を強めてきた歴史がある。今回もまた、歴史は繰り返されるのだろうか。いずれにせよ、今週、世界がどうなるか(あるいは、どうにもならないか)、固唾を飲んで見守るほかない・・・?

参考:LADbible、ほか

TOCANA編集部

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