「米軍の極秘UFO回収プログラム」から流出した衝撃画像!? ネットを騒がせる『イマキュレート・コンステレーション』の真偽

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画像は「YouTube」より

「アメリカ政府は、墜落したUFO(UAP)を回収・隠蔽する極秘プログラムを持っている」

 UFO界隈では古くから囁かれているこの都市伝説だが、最近になってネット上に「その決定的な証拠画像」とされるものが再び出回り、大きな波紋を呼んでいる。

 問題の画像は、米軍の赤外線センサーや熱源カメラが捉えたとされる不気味な未確認飛行物体の数々だ。TOCANAでも以前お伝えした、この極秘プログラムの名は「イマキュレート・コンステレーション(Immaculate Constellation:無原罪の星座)」。

 果たしてこれらは本物の軍事機密の流出なのか、それともよくできたフェイクなのか? ネット探偵たちも巻き込んだ真贋論争の裏側と最新の検証結果とは。

「大手メディアには出せない」 匿名情報源からのリーク

 この画像群が最初に世に出たのは約1年前、ミステリー系YouTubeチャンネル『Strange Mysteries』でのことだった。管理人のネイサン・ラトヴァイティス氏によれば、匿名の情報源からメールで送られてきたものだという。

 情報提供者は「大手メディアに持ち込めば、厳しい身元確認や経歴の証明を求められるため、あえてYouTubeチャンネルを選んだ」と語り、自身が「レガシー・プログラム(過去から続く極秘計画)」の関係者であることを匂わせていた。

 これだけ聞くと「いかにもありそう」なスパイ映画的展開だが、冷静なUFO研究家たちの目は厳しい。

 撮影日時や場所、関与した部隊などの「具体的な文脈」が一切欠落しており、科学的な検証が不可能なのだ。しかも、ラトヴァイティス氏が画像の不自然な点を指摘すると、情報提供者は突如として連絡を絶ってしまったという。なんとも怪しい逃げ足の早さである。






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「天井の扇風機」から「マキビシ」まで…ツッコミどころ満載の画像たち

 実際、ネットの特定班や画像解析の専門家たちは、これらの画像に次々と「AI生成」や「Photoshopによる合成」の痕跡を見つけ出している。

 例えば、ある画像は「ピンボケしたただの天井の扇風機にしか見えない」と笑いの的にされた。また、十字型の物体が写った画像は、2019年に撃墜された米軍の無人偵察機「RQ-4 グローバルホーク」の写真を加工したものではないかと指摘されている。

 極めつけは、UFOジャーナリスト・ジェレミー・コーベル氏が過去に公開した「バグダッドの幽霊(別名:シャンデリアUAP)」と呼ばれる熱源映像に便乗したフェイクだ。

 コーベル氏の映像は強い熱源によるレンズフレアで星型に見えていただけなのだが、今回の流出画像では、それがまるで「警察が逃走車両のタイヤをパンクさせるために撒く『マキビシ』」のような、はっきりとした物理的形状に描き直されていたのである。

 画像を公開したラトヴァイティス氏本人でさえ、後になって「ドローンの翼がデジタルで複製されているなど、Photoshopで加工された痕跡を見つけた」と告白しており、情報の信頼性は完全に地に落ちている状態だ。

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画像は「YouTube」より
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画像は「YouTube」より

「イマキュレート・コンステレーション」は実在するのか?

 では、そもそも「イマキュレート・コンステレーション」という極秘プログラム自体が架空のものなのだろうか?

 この名前は、内部告発者であるマシュー・ブラウン氏やジャーナリストのマイケル・シェレンバーガー氏によって米議会の公聴会でも言及されたことがある。ブラウン氏は「2018年に制限されたサーバーで偶然このプログラムの報告書を発見した」と主張し、AIを使ってUAPのデータを監視・消去するインフラが存在すると語っている。

 当然ながら、ペンタゴン(米国防総省)は「そのような名前の特別アクセスプログラムの記録は、過去にも現在にも一切存在しない」と公式に全否定している。

 もし本当に、AIを駆使して情報を完璧に隠蔽するほどの超極秘プログラムが存在するなら、なぜその証拠画像が「匿名のメール」で簡単にYouTuberの元へ流出してしまうのか? この矛盾こそが、最大のツッコミどころかもしれない。

 現代のUFO界隈は、本物の内部告発と、AIを使った精巧なフェイクニュースが入り乱れる情報戦の最前線となっている。「画質が悪いから本物っぽい」という時代は終わった。我々は、宇宙人よりも先に「人間の承認欲求が生み出すフェイク」を見破るスキルを身につけなければならないようだ。

参考:Portal Vigília、ほか

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