「史上最も多くの人を死なせた人物」をAIに聞いたら… ヒトラーはトップ3圏外!? Grokの回答に驚きの声

「人類の歴史で、最も多くの人を死なせたのは誰か」。そんな物騒な問いをAIにぶつけたユーザーがいる。
返ってきた答えに、SNSでは驚きの声が相次いだ。多くの人が真っ先に思い浮かべるであろうアドルフ・ヒトラーが、トップ3に入っていなかったのだ。
Grokが挙げた「トップ3」に、ヒトラーの名前がない
質問を受けたのは、X(旧Twitter)に搭載されたAIチャットボット「Grok」だ。Grokはまず、死者数の推計は資料や算出方法によって大きく異なると前置きしたうえで、上位3人を次のように回答した。
1.毛沢東:4000万〜7000万人(大躍進政策による飢饉、粛清、文化大革命)
2.チンギス・ハン:2000万〜4000万人(モンゴル帝国の征服と、それに伴う人口減少)
3.ヨシフ・スターリン:1500万〜2000万人以上(飢饉、強制収容所、粛清)
ヒトラーについては、意図的に殺害された非戦闘員を1100万〜1700万人とし、3人のすぐ後ろに位置づけた。
この回答には意外がる反応が殺到した。ちなみにChatGPTは、ナチス政権下(1933〜1945年)で殺害されたユダヤ人を約600万人、虐殺や強制労働の犠牲者全体を1100万〜1700万人以上と説明している。
東條英機も名を連ねた、別のAIによる「トップ10」
さらに、別のAIが出した「トップ10」も紹介された(どのチャットボットかは明かされていない)。
1.毛沢東(中華人民共和国の初代国家主席):4000万〜7800万人
2.チンギス・ハン(モンゴル帝国の建国者):4000万人
3.アドルフ・ヒトラー(ナチス・ドイツ総統):直接の犠牲者1700万〜3000万人、第二次世界大戦の死者全体を含めると5000万〜8000万人
4.ヨシフ・スターリン(ソ連の最高指導者):2000万〜4000万人
5.ティムール(ティムール朝の建国者):1700万人
6.洪秀全(太平天国の乱の指導者):2000万〜3000万人
7.レオポルド2世(ベルギー国王、コンゴ自由国を私有):1000万〜1500万人
8.蒋介石(中華民国の指導者):1000万人
9.ウラジーミル・レーニン(ソ連の建国者):500万〜1000万人
10.東條英機(太平洋戦争開戦時の日本の首相):400万〜500万人
日本の読者として目を引くのは、10位の東條英機だろう。13世紀の征服者と20世紀の指導者が同じ表に並ぶ光景も、なかなかに異様だ。
よく見ると、6位の洪秀全の推計(2000万〜3000万人)は5位のティムール(1,700万人)を上回っている。順位と数字が噛み合わないあたりに、AIの「ざっくり感」がにじみ出ている。
なぜAIによって順位が入れ替わるのか
Grokではヒトラーとスターリンがそれぞれトップ3圏外と3位だったのに、トップ10では順位が逆転した。数字も同じ人物で倍近く違う場合がある。
原因は「何を数えるか」にある。意図的な殺害だけか、政策が招いた飢饉まで含めるか、戦争全体の死者まで指導者一人に帰するか。この線引き次第で、ヒトラーの数字は1100万人にも8000万人にもなる。
個人単位で数えること自体の限界もある。オスマン帝国によるアルメニア人虐殺(約150万人)、ポル・ポト政権下のカンボジア(170万〜200万人、人口の約4分の1)、約100日で80万〜100万人が殺害されたルワンダ虐殺、スレブレニツァの虐殺(8000人以上)を含むボスニアの民族浄化。こうした惨劇は、人物ではなく出来事として記録されている。
AIは数秒でランキングを差し出してくれるが、その中身は「誰が、どんな基準で数えたか」によっていくらでも変わる。推計は資料と手法で大きく異なる——Grokが最初に添えたこの前置きこそ、一連の回答の中で最も正確な部分だったのかもしれない。
参考:UNILAD、ほか
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2024.10.02 20:00心霊「史上最も多くの人を死なせた人物」をAIに聞いたら… ヒトラーはトップ3圏外!? Grokの回答に驚きの声のページです。ヒトラー、毛沢東、チンギス・ハン、ヨシフ・スターリン、AIなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで