3千年前に絶滅した「海の民」とは? 第0次世界大戦で滅亡した東地中海文明の謎!
「神話か? 史実か?」いまだ専門家の間でも議論が行われているトロイア戦争だが、最新の研究では、この戦争の引き金となり、その後皮肉にも掃討されて滅亡した「海の民」がいたことが指摘されている。
■歴史に埋もれていた「海の民」ルウィー人とは
・トロイア戦争=第0次世界大戦

古代ギリシアの吟遊詩人・ホメーロスの代表作『イーリアス』で描かれているのが、紀元前1200年中期に東地中海で勃発したとされる10年にも及ぶ一大殲滅戦争・トロイア戦争である。これは東地中海文明を滅亡へ導いた“第0次世界大戦”とも呼ばれている。
ホメーロスの英雄叙事詩の題材になったことで広く知られるようになったトロイア戦争だが、その直前にも大規模な“前哨戦”があり、そこで「海の民」が重要な役割を果たしていたことをスイスの研究者が発表している。
スイス・チューリッヒの歴史研究NPO「Luwian Studies」代表、エーベルハルト・ツァンガー氏は、青銅器時代に繁栄を見せていた東地中海文明が、紀元前1200年頃に突如として戦乱にまみれ滅亡への道を辿っていった歴史について新たな説明を提示している。そ
の新説のカギを握るのがこれまで歴史学上であまりとり上げられてこなかった「ルウィー人」、そう、「海の民」の存在である。
現在のトルコ西部の地中海沿岸を中心に、当時ルウィー語を使うルウィー語族による小さな王国が多く存在していたという。沿岸に住み漁業をメインに活動していた彼らルウィー人は「海の民」と呼ばれていた。この時期の古エジプト語の文字資料にも、現在のキプロスとシリアが「海の民」によって襲撃されたという記述が残っているという。海の民は漁の技術とともに、戦いにも長けていたのかもしれない。
この時代の言語には古代ギリシア語をはじめ、古エジプト語、ヒッタイト語などがあげられるが、実はこのルウィー語も話者の数からいっても、単なるローカル言語という以上に普及していたということだ。事実、史料の発掘という点ではミケーネ文明やミノア文明、小アジア(アナトリア)よりも早くこのルウィー語の文献史料が発見されているのだ。
「紀元前2000年代において、ルウィー語は小アジア周辺で広く話されていました。彼らにとって、当時の強大国であるミノア、ミケーネ、ヒッタイトなどは交易相手であるとともに、時として敵対関係にもあったのです」(エーベルハルト・ツァンガー氏)
ではこれまであまり光があたることがなかったこのルウィー人は、東地中海文明の歴史の上でいったい何をしたというのだろうか。
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2024.10.02 20:00心霊3千年前に絶滅した「海の民」とは? 第0次世界大戦で滅亡した東地中海文明の謎!のページです。仲田しんじ、トロイア戦争、ルウィー、地中海などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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