米空軍が認めた“本物のUFO”!イラク上空に現れた謎の金属球体「モスル・オーブ」の正体とは

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画像は「Espacio Misterio」より

 ついに、米空軍がその存在を認めた――。

 2024年6月30日、UAP(未確認異常現象)専門のプラットフォーム「UAP Register」が、これまで未公開だった米空軍撮影の映像を公開した。情報公開法(FOIA)に基づき開示されたその映像には、イラクの都市上空を目に見える推進装置なしに一定の速度で移動する謎の「金属球体」がはっきりと記録されていた。

 この映像が持つ意味は極めて大きい。なぜなら、これは2023年に映画監督のジェレミー・コーベル氏によってリークされ、世界中のUFO研究家を騒然とさせた「モスルのUFO(モスル・オーブ)」と呼ばれる静止画像が、本物であったことを証明するものだからだ。あの静止画は、今回公開された動画から切り取られた正真正銘の一コマだったのである。

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軍事用ドローンが捉えた「説明不能な物体」

 この歴史的な映像が撮影されたのは、2016年11月。米空軍の偵察機MC-12が、イラク戦争中の地上部隊を支援する任務の最中に捉えたものだ。この偵察機は、可視光と赤外線の両方で対象を捉える高性能なセンサーを搭載しており、記録された映像は軍の機密報告書の一部として保管されていた。

 映像に映る物体は、翼も、プロペラも、そして熱を放出する排気口もない。にもかかわらず、都市の上空を一直線に安定した速度で飛行している。周囲の環境と相互作用する様子はないが、単なる光学的な異常とも考えにくい。UAP Registerによれば、この映像は当時、軍関係者によって詳細に分析され、UAPのデータベースに追加されたという。

「最も頻繁に目撃されるタイプ」

 驚くべきことに、このような「球体」は決して珍しい存在ではないらしい。当時、国防総省でUAPの調査を統括していたAARO(全領域異常解決室)の初代室長、ショーン・カークパトリック博士は、2023年5月のNASAの公聴会でこう証言している。

「これ(球体)は、我々が最も頻繁に目撃する典型的な例です。世界中で目撃されており、非常に興味深い動きを見せていることも確認されています」

 カークパトリック博士の言葉は、この「モスルのUFO」が氷山の一角に過ぎないことを示唆している。事実、同様の球体を捉えた他の映像も、米議会の議員たちには非公開の場で開示されてきたという。

風船か、未知のテクノロジーか

 もちろん懐疑的な見方も存在する。著名な懐疑論者ミック・ウェスト氏は、X(旧Twitter)上で「巨大な風船に過ぎない」と一蹴している。

 しかし、もしこれが単なる風船だとしたら、なぜ米国政府はそれを特定できず、さらにはこの映像の公開を積極的に阻止しようとしてきたのだろうか。その矛盾こそが、この物体の異常性を物語っているのかもしれない。

 これは空飛ぶ円盤ではない。しかし、私たちが知るいかなるカテゴリーにも当てはまらない、正体不明の飛行物体であることは間違いない。派手な光を放つわけでも謎の文字が刻まれているわけでもない。だが、この無機質な金属球体こそが、現代における「本物の謎」なのかもしれない。

参考:Espacio Misterio、ほか

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