>  >  > “マルコビッチ版”歴史的写真集!

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 現代史に燦然と輝くキューバの英雄、チェ・ゲバラだが、来年には没後50年を迎える。混迷を深める現在の世界情勢の中で、再びカリスマ的指導者に注目が集まっているともいわれており、チェ・ゲバラ人気もこれから来年にかけて再燃してくるのかもしれない。そしてこのおなじみの肖像写真を見かける機会も増えてきそうな……。

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PetaPixel」の記事より

■モデルはすべてマルコヴィッチ

 チェ・ゲバラの有名な肖像写真なのだが、はて、どことなく違うような? 気になってネットで検索してみると、どうやらこちらが正しい肖像写真のようなのだが……。

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チェ・ゲバラ/アルベルト・コルダ撮影 画像は「Wikimedia Commons」より

 いったいどういうことなのか? 何を隠そう、最初の写真のモデルはカルト的人気を誇る俳優で映画プロデューサーのジョン・マルコヴィッチなのである。ではいったいどんな理由でマルコヴィッチはチェ・ゲバラに扮しているのか? 

 実はこれは3年前からはじまった連作写真企画「Malkovich, Malkovich, Malkovich: Homage to photographic masters」で撮影されたものの中の1枚なのだ。気鋭の広告アート系写真家、サンドロ・ミラーがマルコヴィッチに働きかけてコラボを組み、歴史的な肖像写真をマルコヴィッチをモデルにして再現しているのである。35枚もの“マルコヴィッチ版肖像写真”は昨年、シカゴのアートギャラリー「キャサリーン・エルデマン・ギャラリー」で展示されて好評を博している。もちろん、チェ・ゲバラのほかにも目玉作品が目白押しだ。

 その中には女性報道写真家のドロシア・ラングが1936年にカリフォルニアで撮影した移民の窮状を表現した有名な写真「Migrant Mother(移民の母)」もある。

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「Migrant Mother(移民の母)」 画像は「Wikipedia」より
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“マルコヴィッチ版”「移民の母」 「PetaPixel」の記事より

 写真家サンドロ・ミラーとジョン・マルコヴィッチの出会いは1990年代後半にさかのぼるという。マルコヴィッチの原点であるシカゴの劇団「ステッペンウルフ・シアター」を題材にした連作写真をミラーが撮影したことがきっかけで2人は知り合い、親交を温める間柄になったということだ。

「私が知る中で、ジョン・マルコヴィッチは最も利発で精力的な人物です。彼の天賦の才に比肩するものは存在しません。彼が文字通り目の前の別の人物に姿を変えることで、写真の雰囲気と撮影の意図を伝えることができます。撮影とその目的において彼はとても信頼に足る人物で、また彼が友人であり共同制作者であることを本当に感謝しています」とギャラリーでの展示の際にミラーは語っている。

コメント

1:匿名2016年9月 5日 00:12 | 返信

マルコビッチやっぱりスゲー

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