古代マヤ文明、謎すぎる10の秘密! 猿型頭蓋骨から謎の儀式まで

 数千年の時を経ても色褪せずに我々を魅了する古代マヤ文明。まだ多くの謎が残されているが、考古学者をはじめとする研究者たちの飽くなき探究心とたゆまざる努力により、最近になりようやく解明しつつあるものもある。その中の興味深い10の事例を紹介したい。

10. マヤブルー
 マヤでは青が非常に重要な色として位置づけられていた。「マヤブルー」として知られるその顔料は彫刻や宮殿の壁面、写本などに用いられており、また一方では生贄として神に捧げられる人間の体にも塗られていた。

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 専門家らはマヤブルーの成分について藍とパリゴルスカイト(粘土鉱物)の二つは突き止めていたが、もうひとつあるといわれる原料については長らく不明であった。最新の研究ではその最後の主成分はデヒドロインジゴという色素化合物ではないかと推測されている。

 ただ、残念ながら何世紀にもわたる高度な耐久性・安定性を誇るマヤブルーの製法は未だ謎のままである。


9. 神に生き血を捧げる聖なる儀式

 マヤの重要な考えのひとつに、人間は個々に“ライフフォース”を持っているというものがある。肝心なのはこれが神にとっての栄養になると信じられていたことだったが、その儀式がゾッとするほど恐ろしい。

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 黒曜岩でできた鋭い矢じりでマヤ人は人間の生殖器や舌、耳たぶを切り刻みたっぷり血を噴き出させた。この儀式を通じて神に栄養(ライフフォース)を捧げることができたという。非常に残忍な儀式であったにも関わらず、なんと自ら志願する者も少なくなく、神の前で痛みに耐えたというのだが……。


8. 安定した水の供給システム

 古代マヤの大都市ティカルは毎年4カ月の乾季があり、土地が干上がる立地条件にあったにもかかわらず、何百年にも渡り繁栄を極めた。考古学者らはつい最近になり、ティカルの住人が驚くべき水の供給経路を持っていたことを突き止めた。

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 彼等は8カ月ある雨季の間に雨水を溜めるために貯水池を建設していたのである。複数ある貯水池のうち、最大と言われている貯水池は約7500万リットル(2000万ガロン)あったようだ。

 技術的にはシンプルだが半永久的な耐久性を生む建設技術でマヤの人々は乾季を含み1年を通じて安定した水の供給を受けることが可能であったという。

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