>  >  > 清水富美加「幸福の科学出版」で布教の可能性?

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清水富美加

――新興宗教事情に詳しいライターが清水富美加の出家について語る!

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画像は、『SHIMIZU FUMIKA 1st Photobook 清水富美加』(マガジンハウス)

 若手人気女優の清水富美加が突然「出家」するために芸能界を引退するという。あえて憎まれ口を聞くが、最近は僧籍にある人がテレビに出演して宗教に関して語るなど、宗教に帰依することで現実の世界と縁を切るとは全く逆の流れができたことにより、宗教と現実世界の境目がなくなってきているような気がしていただけに、「出家のために芸能界引退」という芸能人が出てきてもそこまで衝撃的ではなかった。

 昔は「出家」といえば、世の中の煩悩と自分を切り離すため、隔離された仏の世界に行く覚悟が必須だった。世の中の煩悩を思い起こさないために剃髪をし、寺院などに来もって修行を行う。平安時代などの皇室や鎌倉時代以降の武士の世界などにおいては、宗教の世界にいるということは「社会的には存在しなくなった」ということと同じものとみなされ、相続や世継ぎ候補からも外されることが少なくなかった。もちろん、「出家」から戻る「還俗」という手続きもあり、室町幕府最後の将軍・足利義昭などがそれにあたる。


■清水富美加と「縁切寺」

 また、女性が「出家」するというと、「縁切寺」ということが思い起こされる。昔は婚姻すれば夫から逃げることなどできない世の中であったが、どうしても夫から逃げたければ、寺の中に駆け込むしかなかった。寺の中に駆け込めば、離婚が成立するということになっていたのだ。また、縁切を行った場合は、「世の中のこと」すべてから解放されるのであり、そのた目に、それまでの関係や借金なども清算されることになっていた。

 さて、今回の清水富美加の「出家」に関していえば、どうもこの「縁切寺」に近い印象を受けるものであろう。

 そして、もう一つこの「出家」が話題になっているのが、「幸福の科学」という宗教であるということである。彼女が「縁切寺」同様の「出家」を行った先の「幸福の科学」とはどのような宗教であろうか?


■幸福の科学とは?

 幸福の科学は、本尊を、霊天上界に存在するとされる、至高神エル・カンターレ(El Cantare)であるとし、創始者・総裁である大川隆法の口を通して、歴史上の人物や政治家、著名人またはその人々の守護霊による「霊言」に従って生きることが、人々の幸福につながるとする宗教である。根本経典は『仏説・正心法語』であり、その教典と、大川総裁の霊言を集めた書籍・代表作は『太陽の法』などを読むことによって、真理に近づくとされている。なおこれらの書籍は、現在、30言語以上に翻訳され、世界各国で出版されている。これらの布教活動により、現在全世界120か国に支部・会員組織があり、1200万人を超える(2010年発表)の信者がいるといわれている。

 さて、私及びトカナは、宗教・信仰の自由は犯されるべきではないと考える。そのため、清水富美加がこの幸福の科学を信仰していることに対しては、何ら意義を差し挟むものではない。逆に、本人のツイッターなどから、実際の世の中において、ある程度精神的な負担や絶望があり、それをこの宗教によって救われたのであれば、良いことである。

 メディアでは清水富美加に批判的なコメントをする者もいるが、精神的な負担や苦痛に関しては個人差があり、また、仕事上の関係性においても、個々人によって様々な違いがある。その違いを標準化して、どこからが病気でどこからが正常でどこからが非常識などと分類すること自体が無理があるわけだ。そのことを考えてみれば、清水富美加が精神を病んだ状態でメディアに出演して社会に影響を与えるよりは、この結論の方が良かったのかもしれないと考えるほうが無難である。

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