北九州最恐の心霊スポット・皿倉山「河内貯水池」に突撃! 写真がモノクロ化、発光体、女の顔… 多発する心霊現象の謎
※当記事は2020年の記事を再編集して掲載しています。
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北九州市。本州と九州をつなぐ古来よりの要衝の地であり、1963年には、五市大合併(門司・小倉・若松・八幡・戸畑)により、山口県下関市とともに「関門都市圏」を形成しているが、今その北九州市では心霊現象が多発しているという。都市伝説「裏S区」、「犬鳴村」の現場にも近い旧・炭鉱街で、いったい何が起こっているのか……? ――宗教・オカルトの専門家・神ノ國ヲが突撃取材!
――今回の調査は危機一髪だったとか?
(神ノ國ヲ) ええ、大変でした。今回は、大阪南港から北九州新門司までフェリーを使ったのですが、出発する時点で暴風雨に見舞われました。こちらで報告していますが、南港までのタクシーでは、心霊体験の取材も行いました(下記リンク参照)。
・【実録】有名温泉地で現れた血塗れの“何か”、「大量の手」が出るいわく付きのトンネル…
なんとかフェリー乗り場に着いて乗船した途端、「速報です、たったいま福岡県に特別警報、レベル5が発令されました。すでに災害が発生しており、命を守る選択を行ってください。繰り返します、先ほど……」というニュース映像が目に飛び込んできました。今回の調査は荒れるな……と思いましたね。
――どこを調査されたんですか?
(神ノ國ヲ) 今回の調査は荒れると予感していたので、急遽、F調査員にも同行を命じました。以前「裏S区」調査のために派遣した彼は、福岡出身のラガーマンで、一流私大卒・経済政策の修士号を取ったエリートです。いまは税務関係に潜んでいます。彼とともに拠点を「八幡」と定め、調査を開始しました。
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言うまでもなく「八幡」は、世界文化遺産にも登録された「官営八幡製鉄所」がある近代日本史の要です。国家の米とも言われた「鉄」を供給していた歴史ある土地です。1850年代、黒船に驚愕し戦慄した侍たちは、蒸気船と鉄道を得ることを目指し、まず製鉄のための高炉研究から始めます。日本の「たたら」は千年の歴史を誇りますが、それでも不可能でした。試行錯誤の結果、背後に巨大な炭坑地を控える「八幡」が選ばれて、ドイツ式の「官営製鉄所」が稼働します。しかし、蒸気船と機関車を夢見た侍たちの願いは、約100年後、太平洋戦争の敗戦とともに挫折するのです。炭鉱と製鉄所ですから、当然、いまでは考えられない劣悪な環境で働く人々もおり、事故などで死ぬ人も絶えませんでした。そんな近代日本の歴史の陰影が色濃く残る土地、それが八幡です。
――心霊スポット・皿倉山へ行ったんですよね?
(神ノ國ヲ) 事前調査によって「皿倉山」が霊的に不安定な土地であることは把握していました。ただ、基本的に「皿倉山」は夜景のきれいなデートスポットとして有名なんです。この数年「スマホで撮影した写真がモノクロになる」「謎の発光体が映る」「女性の顔が映る」といった噂が流れるようになったのです。しかし、検索してみても数は少ないですし、YouTuberの飛ばし動画ばかりが目立ちます。
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実は、本当にヤバいのは、皿倉山の中にある「河内貯水池」です。ここには「小人の家」と呼ばれた謎の廃屋があり、そこで声を聞いたという都市伝説があります。また首吊り、飛び込みと自殺者が続き、さらに「橋の上に立つ女性」の目撃談が絶えません。正直、あまり行くのはオススメしませんね。調査ですから大雨のなか行ったのですが、水位がかなり上昇し、あと数十センチで溢れる状態になっていました。相当危険でしたね。
――ほかにも危険な目にあったそうですね…?
(神ノ國ヲ) 調査拠点にしていた八幡には、九州国際大学があります。実は、博多にも重要な調査で向かった7月10日、その日に九州大学と九州国際大学に爆破テロ予告がありました。さらにJR八幡駅では、銃乱射の予告があったという噂までありました。あたかも、こちらの調査地点を狙うかのようにテロ予告があったのです。今回は間一髪、事件を免れたといった感じです。何かしらの意図を感じざるを得ません。
そもそも北九州市といえば、マンガ『野望の王国』の舞台として選ばれるほど、ヤクザや反社会的組織が身近な地域でもあります。暴れる成人式の派手な衣装を販売している「みやび」という衣装店も市内にあります。手榴弾が落ちていても不思議ではないですね。
――F調査員の身辺で不思議なことがあったようですね…
(神ノ國ヲ) ええ、これには驚きました。F調査員の母親が、どうやら「牧師の幽霊をみた」そうなのです。お母様は、いわゆる敬虔なクリスチャンですから、嘘をつくような人柄ではないのです。お母様いわく「何か怖くて、声をかけることもできず、それ以上近づくこともできなかった、何か様子がおかしかった」と。そもそも神に仕える牧師が化けて出るというのも奇妙な話ですから、むしろ悪意ある超自然的な何かが関係しているのかもしれません。
本来、九州は日本古代より「筑紫洲(つくしのしま)」と呼ばれ、関西、関東でもない一大勢力として歴史を左右してきた土地です。今回の調査では原因究明には至りませんでしたが、いま北九州市では水面下で何かが起きているのかもしれないのです。
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