もしも恐竜が絶滅していなかったら?恐竜はヒューマノイド=レプティリアンのように進化したのか!?
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はるか大昔、地球上の“絶対王者”として君臨していた恐竜たちだが、6600万年前の壊滅的な小惑星衝突による過酷な気候変動で絶滅してしまった。もしもこの時に小惑星が衝突していなかったならば、恐竜たちと地球上の生物たちはどうなったのだろうか。
■もしも恐竜が絶滅していなかったら?
地球上の動物種の75%を数カ月以内に絶滅させた6600万年前の小惑星衝突がもし起きていなかったら――。恐竜はその後も地球上で君臨し、より知能の高い生物へと進化したのだろうか。
英エディンバラ大学の古生物学教授、スティーブ・ブルサット氏によると、恐竜は1億6500万年の間の海面上昇や海面下降、気温の急上昇、火山の噴火などにも耐え、地球上で適応してきたことから、小惑星衝突がなければその後も恐竜は進化を続け、今も地球を支配していた可能性があるという。
「最後の恐竜の化石を収集している私たちにとって、世界中どこにでも恐竜が多種多様で豊富に存在していたことは非常に明白です。小惑星が衝突した時、恐竜は強く、繁栄し、多様性に富み、依然として最盛期にあったことは、私には非常に明白に思えます」とブルサット氏は科学系メディア「Live Science」の取材に返答している。
しかし地球上の動物にとって過酷な試練であった氷河期を恐竜は生き延びることができたのか。
ブルサット氏によると、すべてがサバイバルできないものの、一部の恐竜は新たな極寒の環境でもうまく適応したかもしれないという。約80万年前の最終氷河期に、ユーラシアのはるかに寒い地域に進出するにつれて厚い毛皮を生やしたマンモスのように、恐竜も過酷な寒冷化に伴い進化した可能性はじゅうぶんにあるということだ。
氷河期を生き延びたとして、では恐竜は我々のように知能を発達させることができたのだろうか。
アメリカ系カナダ人の古生物学者デール・ラッセルは1982年の思考実験で、トロオドン科恐竜(troodontid dinosaurs)が生き延びていたら知覚能力を発達させていたかもしれないのではないかと考え、ホモ・サピエンスと同等の脳を持った二足歩行の種に進化した可能性を示唆している。その姿はまさにヒューマノイドであり、レプティリアンである。しかしほかの古生物学者の多くはこの考えを受け入れてはいないようだ。
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恐竜が生き延びたと仮定して最も重要な疑問は我々の問題である。つまり恐竜が君臨する地上で、哺乳類が共に進化して我々、ホモ・サピエンスが誕生したのかどうかということだ。
ブルサット氏は「もし大型恐竜が生き残っていたら、すでに恐竜と並んで存在していた小型のげっ歯類のような哺乳類は、同じように進化して大型化する機会がなかったかもしれない」と述べている。
2021年の研究によるともし小惑星が地球を回避していたら、少なくとも我々が知る人類は存在していなかった可能性が高いことが示唆されている。
「歴史は全く違ったものになっていただろう。我々の先祖は進化する機会を決して得られなかっただろう」(ブルサット氏)
もしも6600万年前の小惑星の地球衝突がなければ我々はこの地球上に存在していないのかもしれない。その代わりに恐竜から進化した知的生物が誕生していたとすればきわめて興味深いが、もしもこの現象がほかの惑星で起きていたならば、その恐竜系の知的生命体こそが“エイリアン”なのかもしれない!?
参考:「Live Science」ほか
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