【北村昭博インタビュー】大胆不敵な「マザーファッカー」俳優の“ぶちかまし”人生とは? ~ハリウッドで活躍する日本人俳優~

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――出世作となったホラー映画『ムカデ人間』のエピソードは何かある? 映画が世界的にヒットしてその後が大分変わったと思うけど。

mukadeningen.jpgムカデ人間の先頭だった オフィシャルサイトより

北村:あの映画は大きかったね、運命的なところも感じてるし。元々キャストされていた別の日本人俳優がキャンセルになって話が転がり込んできたし、キャラクター造型や日本語セリフなど自由にやらせてもらってアメリカでのこれまでの役者経験をぶつける事ができたから。自分の俳優のキャリアとしてのテーマでもある「今までにない日本人」像を演じれたと思う。海外の映画に登場する日本人ってやっぱりまだステレオタイプな役柄しか与えられていないと思うんだよね。サムライやサラリーマンであっても、真面目で大人しいとか、オタクでさえないとか、ヤクザの役でも単なるやられ役とかそんなのばっか。それをぶっ壊したいって思ってるし、強面な役でもコメディー作品でもぶちかませれる様な役者になりたいんだ。『ムカデ人間』のトム・シックス監督は俺のアイディアを全て採用してくれたけど、それも全て計算の内と言うか釈迦の手のひらで踊らされてると言うか、凄く頭のいい人だと思う。俳優にも十分気を使ってくれて、俺のお尻が後の女優さんの口に直接当たらない様に上手くガードされたおむつも作ってくれたし(笑)。ホラー映画だけどただグロくてコワイだけじゃなく、どこか人間性を表現しようとしている作品。尊敬してるし、機会があればまた一緒に何か作りたいですね。


――映画がヒットして上映会やイベントで各地を回った時の反応は?

北村:一番最初の上映会で憧れのタランティーノ監督に会えた時はホント感動した。直接話もさせてもらえたし、壇上にあがって「こんにちはマザファッカー!」って叫んだら大喜びしてくれた。おかげさまでホラー映画ファンからの知名度は上がったし、イベントはどこに行っても暖かく迎えてくれてサインを求められるから凄く嬉しい。ただカルト俳優として色がついてしまうのを恐れて、映画ヒット後は「ムカデ人間の『頭』だ!」っと思われているのが正直イヤだった。ホラー映画のオファーをいくつかもらったんだけど、全部断ったんだ、もったいないけど。でも今は一回りしてこの作品に出演できた事を感謝してるし誇りに思っているかな。実際この作品のお陰で出演できた作品やオーディションに呼んでもらえる機会も増えたし。面白い企画があれば、またホラー作品に出たい!クリエイティブに色々と挑戦できるという意味でもホラーは素晴らしいジャンルだし。

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