虐殺・拷問大国の中国! 歴代国家主席が軒並み国際手配されても無視を貫く国!
2月10日、スペイン高裁(イスマエル・モレノ裁判長=判事)が、中国共産党の最高指導者であった江沢民元国家主席、李鵬元首相ら5人を「1980〜90年、チベットでの大量虐殺(ジェノサイド)、拷問、人道に対する犯罪に関与した容疑」で国際手配した。
告発者は、スペイン国籍を持つ亡命チベット人や人権団体。スペインのチベット人権団体は2005年に、江沢民元国家主席らを同内容で刑事告発、2014年10月10日に、スペイン高裁(全国管区裁判所)が受理し審理を始めていた。
なぜ、スペインの裁判所が国際手配できるのかというと、スペインの法律では、同国籍を持つ者であれば、海外で人権侵害を受けた場合でも、スペインの国内法に基づいて裁判所が裁く権利があるからである。
■逮捕令状
逮捕令状によると、江氏は『チベット人の虐待に関与した人々を監督する立場にあり、部下による重大な人権侵害の責任を負う疑いがある』とのこと。スペイン法では、集団殺害やテロなどの重大な人道犯罪について、外国人が外国で行った場合でも、当事国が裁かない場合にはスペインの司法管轄権が及ぶと定めている。国際手配は、ICPO加盟国に各国法の範囲で協力を要請した。
■中国チベット虐殺の壮絶内容
一説によると、中国政府は1950年~1976年の間、「チベット人17万3,221人を刑務所もしくは強制収容所で死亡」「15万6,758人を処刑死」「34万2,970人を餓死」「43万2,705人を戦闘もしくは暴動中に死亡」「9万2731人を拷問死」「9,002人を自殺」させてきた。犠牲者は合計120万7,387人に及んだという。その後も、中国政府はチベット人を弾圧、虐殺を続け、今回江沢民氏らが国際手配されている。
■江沢民前国家主席だけではない、胡錦濤前国家主席も虐殺に関わった!?
チベット人の弾圧については、胡錦濤前国家主席の関わりも指摘されている。チベット自治区の区都「ラサ」でデモ活動が起き、1989年1月19日にラサでの公開裁判で僧侶に死刑判決を含む重罪判決が言い渡された。その際、見せしめに僧侶の頭が押さえられた。その直後の1月28日には、パンチェン・ラマ10世(ダライ・ラマに次ぐ高位のラマ)が急死しており、これには1988年12月にチベット自治区党委書記をしていた胡氏が関わっているといわれている。
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