放送局社長から入手した心霊写真!! 埼玉・大宮の「霊が通るトンネル」
これから紹介する写真は、大宮駅にあったガード下で撮影されたものである。入手元は、超有名心霊能力者、I氏と仕事をしていた心霊レポーターで、現在はWEB放送局「しながわてれび放送」の社長・タレントである、すずきじゅん氏だ。
■大宮で目撃される「落ち武者」
大宮駅前は、埼玉では大きな町として大賑わっているが、駅西口から100mも南に歩くと、寂しい空気が漂ってくる。I氏のマネージャー事務所もそんな中にあった。実際、住民からの「落武者目撃情報」も多く、その一帯で新しい店を開店しても長く続かず、次々と店が潰れるという話もある。
さらに、飲食店内・コンビニ等での幽霊の目撃情報も多い。霊感がある者からは「怪しげな客が店内に入ってきたかと思うと、次の瞬間にいつの間にか消えている」「コンビニのカウンター内で怪しげな人間が眠っている」といった目撃例を聞く。すずき氏は「コンビニに入ると、意識が無くなり記憶が飛んだこともあった」と語っている。
そして、I氏曰く「この近辺には、“霊が通るトンネル”が幾つもある」のだそうだ。
■なぜ、大宮に霊道があるのか?
実は大宮に限らず、埼玉には落武者・着物を着た女霊の目撃情報が多い。これには平安時代に遡り、源平合戦の話になるが、興味深い説がある。
かつて栄華を誇った平家が源平合戦に敗れ、各地に逃れたが、その一帯の一つが埼玉県である。鳩ヶ谷には関が原の合戦で敗れた「石田三成の孫」が落ち延びてきたと言われいる。さらに、北本市石戸宿には、兄・頼朝に消されたはずの「源範頼」が逃げてきたという伝承が。そして、川口市にはあの平清盛の嫡流である平家の御曹司、平六代(平高清)が落ち延びてきたという。また、川口には「六代御前の首塚」もあるのだとかー。
■大宮のトンネルで激写! 心霊写真
ここで心霊写真の本題に戻るが、何と、平六代が源頼朝から逃げきったのには、上の「観音様」が関係しているのだ!
平六代は文覚という僧侶から観音像の霊剣を授かり、それが彼を命の危険から守ったのだそうだ。平六代は脱出に成功し、追っ手も霊剣でかわし、前川の地に隠れ住むようになった。
ちなみに、下原という地名は、六代が馬を下りた場所であったため名付けられ、笠脱という地名は、六代が笠を脱いだ所から名付けられたそうだ。六代は、前川に守護仏の千手観音を安置するお堂を建立し、寛喜2年3月17日に68歳で亡くなったという。
■源平合戦で殺された女の霊!? 悲しげな表情…
さらに撮影されたこちらの写真は、着物を着た女性のように見えないだろうか?
源平合戦では、多くの女・子どもを含む、平家の殆どが殺された。その残酷な無情さ、「諸行無常」の無念は「平家物語」に記されているが、なるほど、上に紹介する女性の霊は、とても悲しげで無念極まりない表情をしているー。
かつてこの写真が撮られたガード下は工事によって、大分変わったが、大宮をはじめ、現在でも埼玉県では幽霊の目撃情報が絶えない。しかし、店の景気が悪い、という事があっても、目立って不幸な事件が起きないのは、観音様が守護していて、良い霊気と怨念とが相殺されているからかもしれない。
(文=深月ユリア)
■深月ユリア
ポーランドの魔女とアイヌのシャーマンの血をひき、魔女占い師・魔女優・オカルトライター・ホラー映画プロデューサーとして国内外で活動。深月事務所代表、TR総合探偵事務所で心霊捜査担当。
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2024.10.02 20:00心霊放送局社長から入手した心霊写真!! 埼玉・大宮の「霊が通るトンネル」のページです。幽霊などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで