お酒好きに朗報!? 使い方いろいろ便利な粉末アルコールの作り方!
■「パルコール」の作り方
1 100gのN-ゾルビットをボウルに入れる(N-ゾルビットとはタピオカから作られた粉末状のスターチで商品名は「N-Zorbit M – Tapioca Maltodextrin」)。
2 絶えずかき混ぜながら、スピリッツ類などの度数の高いお酒を30mlほど少しずつ混ぜていく(ここではアルコール度数75.5度のラム酒を使用)。アルコールが完全に混ざると再び粉末状になるが、団子状になることもある。水分が残っているようであればN-ゾルビットを足す。
3 裏ごし器で塊をこし、なめらかなパウダー状にする。一度に沢山の量を作るのであればミキサーを使って作ることが出来るが、その場合は3の手順は省いてよい。
これで「パルコール」の出来上がりのようで、このレシピを提供したポール・アダムス氏は「アルコールが含まれているので、しっとりした粉末になるはずだ。これをそのまま舐めたり、ミキサーで他の飲料と混ぜておいしいドリンクを作ったり、食べ物の上にふりかけてもいい。ラム酒のパウダーをデザートの上にふりかけるのが美味しくておススメだよ」と語っている。ただひとつ注意点があるようで、この粉末はとても燃えやすいので、火気にはくれぐれも注意するようにとのことである。
さらにアダムス氏は「度数の低いアルコールを使ってもいいが、団子の多い粉になってしまいがちだ。そしてN-ゾルビットを足せば足すほど、ラム酒の風味も弱くなる。逆にもし度数が95.5%の純穀物酒を入手出来れば、きわめて強いパルコールを作る事が出来る。乾燥剤のシリカゲルと一緒に密閉容器で保存すると余分な水分が吸収されていっそうサラサラな粉末のパルコールになるよ」とも述べている。
さて、いかがだろうか。このレシピはパルコールを作ったリップスマーク社の正式な物ではなく、あくまでもポール・アダムス氏のオリジナルであることをお伝えしておく。リップスマーク社のパルコールが市場にお目見えするのはまだ先のようなので、待ちきれない方には火気にくれぐれも気をつけた上でパルコールを試してもらいたいものである。
(文=清水ミロ)
【編注】今回の記事を元に「パルコール」を作成した場合、酒税法が適用される可能性があります。本記事を用いての検証は、自己責任にて行ってください。
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2024.10.02 20:00心霊お酒好きに朗報!? 使い方いろいろ便利な粉末アルコールの作り方!のページです。酒、薬、清水ミロ、レシピなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで