ラッパーのヤシーン・ベイが米に入国拒否で囁かれる“陰謀説” 禁断の拷問ビデオが原因か?
■タブービデオの制作で、当局に目をつけられた?
そこでささやかれ始めたのが、去年ベイがネット上で発表したビデオが原因ではないかというもの。現在、キューバのグァンタナモ湾にあるアメリカ基地で収容されている拘留者に対して行われている施術が拷問といえるほどひどく、世界中の人権団体やメディアがアメリカ政府と米軍を激しく非難していてるのだが、ベイも抗議の意味でビデオ内でその施術を受けており、衝撃的な映像となっている。
そのアメリカを非難する姿勢が当局に目をつけられてしまった可能性がある。
■9.11以降のアメリカ社会とイスラム教徒
ベイはこれまでも、インタビューで南アフリカへ移住した理由を聞かれた際に「アメリカでは物事が良くない方向に進んでいる」など発言。また、ブッシュ政権時のアメリカ政府を激しく非難し、“911”陰謀説など様々な政治的発言を繰り返してきた。これには、ベイがイスラム教徒だという事も関係しているのかもしれない。それというのも、9.11以降、イスラム教徒や中東系の名前というだけで罪の無いアメリカ人たちを空港で捕えて何日間も拘束したあと、解放してからもストーカーまがいに監視をするなど人権を無視した行いがあったからだ。しかもアメリカ政府から謝罪の声明や一切の説明も出されていない。
ベイも同様の理由で足止めをくらい入国できずに追い返されたとのでは? との憶測がネットで広まっている。「政府による言論統制だ!」「何も悪い事をしていないのに犯罪者扱いだな」「これで陰謀論の1つが証明された」「イスラム教徒は全員テロリストと思っているのか!?」「こんな国なら俺も海外に移住しないと」など話されている。もし本当にこれまでのベイの言動やイスラム教徒である事が理由で入国を拒否されたのなら、言論や信仰の自由はもうアメリカにはないという事になる。
これまで常に声高に発言してきたベイがこの件に関して口を閉ざしているのも、ネットの論争に拍車をかけている。先日、グループ時代の相棒であるタリブ・クウェリやベイの友達と名乗る人物が、この件は単にネットにはびこる根拠のないウワサ話だと話している。しかし公式の報道がフェスの運営側からの発表のみで、実際コンサートも中止となった事が現段階での知りうる事実である。
この騒動に終止符を打つにはベイ自身が表舞台ではっきりと発言する必要がある。もしくはその機会すら与えられないのならば、それこそ何か大きな力が我々の見えないところで働いているのかもしれない。
(文=Mighty Nice)
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2024.10.02 20:00心霊ラッパーのヤシーン・ベイが米に入国拒否で囁かれる“陰謀説” 禁断の拷問ビデオが原因か?のページです。陰謀、Mighty Nice、拷問、禁断などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで