頭良すぎる類人猿!? ポロシャツを着こなすお洒落なオランウータン!
一説ではオランウータンのDNAは97%人間と同一であると言われ、チンパンジーと並んで人間に次ぐ高い知能を持っているといわれています。英紙「Daily Mail」では、東南アジア・ボルネオ島にあるタンジュン・プティン国立公園に住んでいるお洒落な(!?)オランウータンの女の子を紹介しています。彼女は森林公園の管理官の青いポロシャツを目の前にし、ちょっと考えた後に上手に着始めました。
■管理官のユニフォームを拝借
彼女がファッションに目覚めたきっかけはこうです。彼女の赤ちゃんは、ある時管理官の小屋で食べ物を探していたといいます。そして、管理官たちがちょっと外へ出かけた際に、クローゼットの中に侵入してしまったのだそうです。
画像は「Daily Mail」より
実はこの時、最初に赤ちゃんの方がこのブルーのポロシャツに興味を持ったのですが、母親がすぐに取り上げてしまいました。
Tシャツを正しく着終わると、次はブーツに挑みます。
野生動物写真家デイビッド・ジェンキンス氏は、「オランウータンがどのようにしてこんな技術を身につけたのかはわからないが、おそらく公園の管理官が毎朝着替えるのを観察していたのではないか?」と推測しています。
画像は「Daily Mail」より
■オランウータンの驚くべき学習能力
ジェンキンス氏はまた、「オランウータンは非常に賢く、好奇心も強い遊び好きな動物です。今回の件は、彼らが新しい技術を驚くほど早く身につけるという、良い例です」 とも語っています。
画像は「Daily Mail」より
オランウータンとは、マレー語で「森の人」という意味です。いつも思慮深く考え込んでいる様子から「森の哲人」とも呼ばれており、その知能の高さから、洗濯をしたり衣服を着るなど、今回に限らず人間の行動を真似することが多々観察されています。
ですが、過去の乱獲や環境破壊による個体数の減少がすさまじく、現在は絶滅の危機に瀕しています。そのため、厳重な保護対策がなされていますが、依然として深刻な問題です。オランウータンの住むマレーシアやインドネシアでは、オランウータン保護区を観光客に公開し、熱帯雨林を守るべく各国政府やNGO、民間企業と協力し保護活動を行っています。
多くの生き物が住む森を守ることは、人間にとっても環境破壊を食い止める重要な使命です。もし現地へ行かれる機会があれば、ぜひ保護区ツアーにも足をのばしてみてはいかがでしょうか。
(文=Maria Rosa.S)
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