実在する狼男の苦悩 ― 「先天性多毛症」に悩む患者の現実に、心が痛くなる!!
7月4日付けの「Mirror」で紹介されているビデオ、『チュイ:狼男(Chuy, The Wolf Man)』は、メキシコで「狼男」として知られるヘスス・アセベスさんの苦悩を伝えるものだ。インターネットで、私たちは変わった病気に罹り、奇異な容姿になってしまった人々の写真をよく見かける。しかし筆者は、容姿の奇異さについ目を奪われ、その人の内面に思いを馳せる事は少なかった。今、このビデオを見てアチャベスさんの通ってきた道を考えさせられた。
■好奇の目に晒される先天性多毛症患者

ヘスス・アセベスさんは、家族からはチュイと呼ばれる30代の男性だ。彼の身体と顔には、異常なほど多くの体毛が生えている。それはまるでオオカミ男のようだ。彼の病名は先天性多毛症で子供時代から「小オオカミ」と呼ばれてきたと言う。彼が街を歩くと今でも嘲られたり、人々の好奇心剥き出しの視線にさらされる。このビデオは映画製作者のエバ・アリジス氏によって撮影され、ヘススさんの日常生活を描いたものだ。映像の中で彼は動物園に行き、狼と彼自身の類似点を考えふける。そしてヘススさんは、オオカミと自分は外見も似ているが、互いに囚われの身である点が似ていると結論付ける。これは非常に心が痛くなるシーンだ。
それに続く地下鉄のシーンも同様だ。彼が地下鉄に乗ると人々は彼を凝視し、残酷なヤジを飛ばす。ヘススさんはこう言う「私は目立たず静かに過ごしたい。しかし一人ぼっちは嫌だ」。この短編ドキュメンタリー『チュイ:狼男』を撮ったアリジス氏は、映画製作者としてヘススさんの様な人々の声を拾い上げていきたいと語る。
■研究が進まぬ謎の症状
先天性多毛症、又、狼男症候群とも呼ばれるこの病気は、現在まで世界で正式には50例ほどしか確認されていない。
その中で、ヘススさんの家系には30例も発症しており、最近では6カ月の甥デリアンちゃんが同じ病気だと診断された。この病気は遺伝の突然変異によって引き起こされると言われているが、まだ実際の原因は知られていない。
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊実在する狼男の苦悩 ― 「先天性多毛症」に悩む患者の現実に、心が痛くなる!!のページです。医学、美加 リッター、先天性多毛症、狼、症候群などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
科学最新記事
人気記事ランキング11:35更新
- ・「時間そのものが消滅する日」と、宇宙の“思ったより早い”終わり方
- ・脳から18cmの「生きた虫」! 数年前の“生食”が招いた悪夢の正体
- ・“反重力装置”「ディーンドライブ」の謎
- ・専門家が断言「ダイアナ妃は死ぬはずではなかった」
- ・サメの白子を食べると「股間がエイリアンになる」と判明
- ・未来を言い当てたSF小説10選!
- ・3番目の恒星間天体「3I/ATLAS」は“エイリアンの探査機”か?
- ・1万2000年前、超古代文明は「彗星衝突」で滅んだのか?
- ・山奥に現れた「巨人の扉」の正体とは?
- ・AIは「終末兵器」になりうるのか?“核攻撃をためらわない”思考回路
- ・ニュース生放送中に“謎の手”が出現!キャスターも戦慄
- ・「時間そのものが消滅する日」と、宇宙の“思ったより早い”終わり方
- ・歌舞伎町でヤクザを12人も血祭りに
- ・【独占インタビュー】予約2年待ちの霊能者「岡本雅之」が明かす“運命の変え方”! 人生の選択肢を増やす『超次元エネルギー』とは?
- ・脳から18cmの「生きた虫」! 数年前の“生食”が招いた悪夢の正体
- ・「9月は地震の月になる」カリスマ予言者が警告!
- ・“反重力装置”「ディーンドライブ」の謎
- ・謎の「クラゲ型UFO」が同時多発? 衝撃の映像と“不可解な現象”
- ・専門家が断言「ダイアナ妃は死ぬはずではなかった」
- ・サメの白子を食べると「股間がエイリアンになる」と判明