実在する狼男の苦悩 ― 「先天性多毛症」に悩む患者の現実に、心が痛くなる!!
2014.07.16 12:00
その症状は、通常成長しない体の場所で体毛が過剰に成長する事が大きな特徴である。先天性全身性多毛症では、出生時から全身の毛が多く、男性はより重い症状で女性は比較的軽症と言われている。耳の中にも多く毛が生えているので聴力が落ちたり、感染症を起こす事も多いと言う。
2002年にギネスに「世界一毛深い男」と認定された中国人男性ユー・ジェンホワンさん。その後、様々なつらい経験を経て全身をレーザーで脱毛する手術を受けたという。
美容医学の発展により脱毛技術は進んでいる。しかし、レーザーは毛が生えてこなくなるまで、繰り返し何度も施術を受けなければならず、また痛みも伴うので、顔に毛が生えている先天性多毛症の患者には向かないと言われる。
更なる医学の発展によってヘススさん達患者が、新治療を受けられる日が来ることを願っている。
(文=美加リッター)
参考:「Mirror」、「China Daily」、「FeckTV」ほか
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