213.6cmのトルコの女子高生!? 寝て起きたら4.5センチ身長が伸びていた…巨人たちのエピソード
トルコのRumeysa Gelgiさん(17歳)が世界一背の高いティーンエイジャー(女性)としてギネス世界記録に認定された。公式身長はなんと213.6cm! 彼女は受賞について「この賞を受賞することが最大の夢だったの。記録保持者たちはみんな素晴らしい方! これで私も一員ね」と語ったという。
現在両親と共に暮らすハイスクール11年生のRumeysaさん。両親の身長は至って普通の高さである。医師の判断によると、遺伝子突然変異の「ウィーバー症候群」により急激に成長したとのことだ。ちなみに、彼女の手の大きさは24.5cm、足は30.5cmもある。
また、急激な体の成長に耐えられず、歩行時は補助具に頼らなければならないそうだ。しかし、そんな彼女に好奇の目を向ける人たちのことはもう気にしなくなったという。
「人と違うことは全然かまわないわ。特別な気持ちよ。むしろ高いところに手が届くし、みんなを見下ろせるのは悪くないわ!」
元気に答えるRumeysaさんだが、彼女が背負ってきた苦悩は我々の想像を超えていることだろう。かつての巨人たちの生涯を調べてみた。
■巨人症とは?
巨人症は、主に脳下垂体の機能の病的な亢進によって成長ホルモン(GH)が過剰に分泌された結果によると考えられている。思春期を過ぎ、骨の発育が止まってから発症すると手足が大きくなり、特有な顔や体型になるのだ。
意外なことに、見た目は正反対の巨人症と小人症だが、発症のプロセスは非常に似ている。さらに、彼らが歩んできた歴史も似ているといえるだろう。ある時はもてはやされ、またある時はその居場所をはく奪された。そして、ある時は研究者が躍起になってその遺体を手に入れようとした。彼らは常に人々の興味の対象であったのだ。
■巨人症の生活
今も昔も、この社会は巨人症の人々にとって生きやすい場所とはいえない。ベッドは小さすぎるし、電車に乗るにも、頭をぶつけないために工夫しなければならい。食事の量も満腹まで食べてしまうと、周りに迷惑がかかる。靴や洋服は特注だからオシャレにも一苦労だ。こうした制約の多い生活を強いられているせいか、目立つほどの背の高さなのにもかかわらず、ひっそりと生きた者が多いのも特徴だ。
■かつての巨人たち
2012年に亡くなった姚德芬さんは世界で最も背の高い2m36cmの女性だった。バスケットボール選手だった彼女はある時コートで倒れ、検査を受けると巨人症であることが分かったという。
炒麺を6杯も平らげ、歌舞団に所属していた彼女。巨人症を発症してからは足の痛みのため長く歩けなくなってしまったそうだ。安定した収入を得る術もなく、70歳の母と2人で暮らしていた。飢えと四肢の痛みに耐えて暮らし、ひっそりとその41年の生涯を終えた。
彼女の夢は自分のことは自分でできて、店を出店し、収入を得ることだったそうだ。
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