代理母すらも不要に!? 2034年、人工子宮で人類が出産から解放される日

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■人類が出産から“解放”される日

 これら多くの疑念と批判に晒されている生殖医療と人工子宮だが、イストバン氏はそれでも人工子宮は実現され、活用されるべき技術であると語っている。その最大の論拠は、これほど医療が発達した今日にあっても、妊娠と出産が今でも母体にとって「危険性が払拭できない」ものであり、また依然として身体の自由と時間を奪われるものであることだ。

 人工子宮の登場は、出産時期を長いスパンで選ぶことを可能とし、身体に負担をかけることなく安全に子供を得られるようになるため、社会における女性の能力をさらに引き出すものと考えることもできる。もちろん、人工子宮は不妊に悩む人や子宮に障害のある女性にとっても大きな希望の光となる。

 あと20年以内に実用化されるという人工子宮の登場は、まさに人類が出産から“解放”された記念すべき(!?)出来事となるだろう。このとき、社会はどのようなものに変わるのか? 特に少子化に苛まれる日本社会にどのような影響を与えるのか、とても興味深い近未来が待っていそうだ。
(文=仲田しんじ)

参考:「VICE」、「Hohenstein」ほか

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