頭痛と痙攣に悩む11歳少年の脳から寄生虫! 中国の食肉に潜んでいた「芽殖孤虫」の恐怖!!
人間や動物の身体に寄生してうごめく虫――。「寄生虫」と聞いただけで、顔をしかめる人は多いだろう。その寄生虫が脳にすみついたとしたら……。
■少年の脳から取り出された寄生虫

上海に住んでいる11歳の少年は頭痛や痙攣に悩まされていた。父親に連れられて病院に行きX線写真を撮影すると、「脳に寄生虫がいる」と告げられ即、手術となった。この写真の寄生虫は、その時取り出されたものだ。医師はこの寄生虫を「芽殖孤虫(がしょくこちゅう)」と特定。この寄生虫が人間に発生するのは、感染しているカエル、ヘビ、または小型哺乳類を調理せずに食べた場合や、まれに豚肉の生食からも起きると言う。
この「芽殖孤虫」は消化管から体内に入り、体内を移動。目で感染を引き起こす場合もあるが、多くは脳まで到達する。そして脳を破壊、それによって死に至る事もあると言う。この寄生虫は通常、犬や猫に感染するものだが、人間にもまれに感染する。
この少年の父親によれば、少年は屋台の食べ物が大好きでよく口にしており、蛇の串焼きを食べた事もあると言う。また父親は、「屋台の肉は、名前とは違う肉であることがよくあるのです。息子はまだ11歳ですから違いが分からなかったのでしょう」とも言う。
■羊、豚、鳥、牛のどれでもない“謎肉”
日本でも一時、食品偽装が問題となったが、中国は日本とはレベルが違う。たとえば中国では、屋台で羊肉の串焼きが人気でよく売られているが、ある調査でそれらの肉のDNAを調べたところ、本当の羊肉は20パーセント程度。他の肉は「羊、豚、鳥、牛のどれでもない」(!)という結果が出たという。そして、「それらの肉はネズミ、猫、犬、蛇、カエルか、それらを混ぜた物」らしい。「羊の串焼き」は薬品から作られた色々なスパイスに漬けているので、見た目や匂いだけでは何の肉なのか、まったく分からないのだ。その肉の中に寄生虫が紛れ込んでいても不思議ではない。
筆者は以前、香港の市場で手触り、見た目、匂いも全くホンモノそっくりの豚の耳、鶏卵、ピータン、フカヒレのニセモノをよく見た。これらは多くの薬品とテクニックを駆使して作るらしいが、手間暇かけてニセモノを作るその情熱にはただ驚く。最近では、大手ファストフードが中国から輸入した鶏肉が期限切れで大問題となったが、本当に鶏肉であっただけまだマシ(?)なのかもしれない。何はともあれ、この少年が大事に至らず回復した事を喜びたい。
参考:「Mirror」ほか
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2024.10.02 20:00心霊頭痛と痙攣に悩む11歳少年の脳から寄生虫! 中国の食肉に潜んでいた「芽殖孤虫」の恐怖!!のページです。グルメ、食、寄生虫、脳、肉、美加 リッター、孤虫、屋台などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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