【地震】地球を覆うプレートは固くなかった! プレートテクトニクス理論の新説
■“新しい”プレートテクトニクス理論とは
プレートには大陸プレートと海洋プレートがあり、「大陸プレート」よりも重く強固な「海洋プレート」が「大陸プレート」の下に沈み込んでいく際に地震が起こるというのが通説だ。そのため、日本のように複数のプレートが入り組んだ境界付近では地震が頻発するのだが、プレートのかなり内部でも地震が発生することがあり、そのメカニズムははっきりしていなかった。しかし、今回の新説がその説明となり得るわけだ。
「我々は太平洋プレートが歪み、柔軟であることを示すことで、プレートの硬さについての革新的な視点を持ち込んだんだ」クリーマー博士はこのように話し、今回の研究結果が「新しいプレートテクトニクス理論」であるとして、今後の研究に意気込んでいる。
「残念ながら太平洋の島々にある既存のGPS設置場所はプレートの古い部分にあるので、そのあたりは歪むことが期待できない。今回の研究を確かめるためにも、プレートの若い部分での新たな計測が必要だね、どこかの島々や海底で行なうことになると思う。これからもプレートテクトニクス理論を洗練して、プレート内部の地震頻度について理論的な説明を見出したいね」
これからさらなる調査が行われるようだが、プレートが強固なものではなく、歪んだりするということであれば、地球上には地震が起こらない所はないと言えよう。地震の多い国に住んでいる我々が、地震に対する心構えを常日頃から持ち続けていることは、どこにいても地震に戸惑わないという点で、強みであるかもしれない。
(文=杉田彬)
参考:「Daily Mail」、「ネバダ大学」ほか
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