コカイン摂取と同じ状態にも? 炭酸飲料を飲み続けた時の8つのリスク!
最近になり少しずつその危険さが取り上げられてきているソフトドリンク(清涼飲料水、炭酸飲料水)――。低カロリー、低糖類タイプ、特定保健用食品(トクホ)系、野菜系飲料が好調の中、コーラやサイダーといった炭酸飲料は近年減少傾向にあるが、一方で好きな人は中々やめられないジャンルでもある。スーパーでもコンビニでも、どこでも購入できる非常に身近なこれらの飲料は健康にどのような影響を及ぼすのであろうか。
■コカインを軽く摂取したのと同様の状態に
医療情報サイト「Medical Daily」の記事では、世界で1、2を争う“炭酸飲料大国”アメリカを例に挙げて炭酸飲料水の危険性を解説している。アメリカ人1人当たりが摂取する量は年間約57ガロン(197リットル)。計算上ではざっと500mlのペットボトルを365日毎日飲み続ける感じだろうか。
ソーダ類を体内にとり込んだ時に起こる変化を見てみると、まず膵臓が直ちに糖分に反応してインシュリンを作りはじめる。インシュリンには血糖を抑制する作用があり、血糖値の恒常性維持のために重要なホルモンである。
インシュリンが分泌されると、20分以内に各細胞にエネルギー源として糖が送り込まれるが、細胞に糖が行き渡ってもなおまだ糖が残っている場合、インシュリンが残った糖を「脂肪細胞」に送り込む。
600mlのソーダを一気に飲んだ場合、45分以内には含まれていたカフェインが全て吸収されて目の瞳孔が広がり血圧が上昇し、同時に興奮の感情を引き起こす脳内の神経伝達物質・ドーパミンが増加する。これはコカインを軽く摂取したのと同じような状態であり、アルコールや喫煙と同じく非常に中毒性が高いという。
また、ハーバード大学の研究によればソフトドリンク1本ごとに肥満の危険率が1.6倍も増加するということである。この20年間に4万人の肥満男性(毎日糖分の高い清涼飲料水を摂取していた)を調査した研究結果によると、心臓発作を起こすリスクが20%上がることがわかったという。
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