中国人老婆、昏睡状態から目覚めたら英語がペラペラに!!
死の淵から生還を果たし、意識を取り戻した中国人お婆ちゃんが、いきなり流暢な英語を話すようになったとして話題を呼んでいる。以前トカナでは、昏睡状態から目覚めたオーストラリア人青年が、まるで母国語のように中国語を話しはじめたという不思議なケースをお伝えしたが、今回はまさに逆のパターンだ。外国語の学習に四苦八苦する人には羨ましい(?)“奇跡”の詳細とは――
今月3日、複数の海外メディアが報じたところによると、現在話題の渦中にいるのは湖南省長沙市の郊外に暮らすリウ・ジユさん。御年94歳のジユお婆ちゃんは、過去に英語教師として働いていた。しかし退職後の30年間、家族でさえも、彼女の口から英語が発せられる光景を目にしたことはなかったという。
2週間前、お婆ちゃんは突然の脳梗塞に襲われ、昏睡状態に陥った。すぐに市内の病院へと搬送されるも、極めて危険な状態だったようだ。しかし、医師たちの懸命な治療によって、彼女は何とか一命を取り留める。そして、ようやく意識が戻った時、お婆ちゃんの口から周囲を仰天させる一言が。
「Where am I? What is happening?(ここはどこ? 何が起きたの?)」
それは、ゆっくりであるが、明瞭かつ完璧な発音だったという。そう、お婆ちゃんはこの瞬間を境に、英語で会話することしかできなくなってしまったのだ。すぐに英語に堪能な医師が駆けつけるが、お婆ちゃんは中国語を一切話せず、理解することもできなくなっていることが確認された。担当のタオ・ホウ医師(45)は、脳の言語中枢に何らかの異変が生じた可能性を指摘した上で、次のように語る。
「私が知る限り、このようなケースはありません。しかし、今後のリハビリと休養で、お婆ちゃんが再び中国語を取り戻せるのではないかと期待しています」
「脳細胞には、ある程度まで自己修復する力が備わっています。少なくとも改善は見られるのでは」
生死の境をさまよった末、内に秘めた能力が開花する――。まるでマンガや小説のような話だが、脳にはまだまだ私たちの知らないことがたくさんあるようだ。
(編集部)
参考:「The Daily Mail」、「FOX NEWS」、「NEW YORK POST」、「The Daily Mirror」、他
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