【カメラ窃盗】競泳・冨田選手は冤罪なのか? 「リバース・スピーチ(発言の逆再生)」で衝撃の結果が…!

【カメラ窃盗】競泳・冨田選手は冤罪なのか? 「リバース・スピーチ(発言の逆再生)」で衝撃の結果が…!の画像1画像は「ANNnewsCH」公式より

 28日、韓国の仁川地裁はカメラの窃盗罪に問われていた競泳元日本代表の冨田尚弥被告に対して罰金100万ウォン(約11万円)の有罪判決を言い渡した。この裁判においては、監視カメラの映像が証拠能力を持ちうるかどうかが大きな焦点となっていた。そのため、今回の判決は、その映像に証拠能力を認めた形となったと言えるかもしれない。この結果に対して、当然と受け止める読者もいれば、納得できないと感じる読者もいるものと思う。

 そこで、本稿では、冨田被告の発言にウソはなかったのか、リバース・スピーチで検証してみることにする。


■リバース・スピーチとは

 リバース・スピーチとは、ヒトの声を逆再生すると意味を成す言葉が聞こえてくる神秘的な現象である。詳細は先日の記事で触れたが、発見者のデイヴィッド・ジョン・オーツ氏によると、このリバース・スピーチは発言者の無意識が反映したもので、多くの場合は、本音をあらわしている。

 オーツ氏は、アメリカが1991年に湾岸戦争を起こす数カ月前、政府要人の発言を逆再生してみると、 ある聞きなれない言葉がリバース・スピーチとして現れることを発見した。それが準備中の作戦名(コードネーム)を示していたことから、CNNの臨時ニュースや新聞各紙で、リバース・スピーチは秘密を暴くテクノロジーであるとして大々的に報道された。以後、発言者の深層意識を暴く、究極の嘘発見器となりうることから、アメリカやオーストラリアで犯罪捜査にも活用されてきた。また、ビジネスや健康問題において悩みを抱える人々に対して、相談者の無意識を探って問題を解決に導くコンサルティングやセラピーとしてもその威力を発揮している。

 本音を暴露するリバース・スピーチの驚異に関しては、先日の記事 『小保方さんの“無意識のメッセージ”が聞こえた!』 でも触れた通り、日本語でも見い出される。それを冨田被告の発言にも適用してみるのが本稿の狙いである。


■疑惑のカメラ窃盗事件

 そもそもどんな事件だったのか、忘れている読者もいるかもしれないので、簡単に振り返っておきたい。

 昨年9月25日に韓国仁川(インチョン)で開催されたアジア競技大会において、選手として参加した冨田尚弥被告が韓国人記者のカメラを盗んだとして事件が報じられた。報道によると、そのカメラは冨田選手の部屋のカバンから発見された。当初、本人も「見た瞬間、ほしくなった」という供述とともに犯行を認め、 出国停止処分を受け、日本選手団から追放処分を受けた。そして、9月29日、仁川地方検察庁は冨田被告を窃盗罪で罰金100万ウォン(約10万円)の略式手続処分とした。10月1日、冨田被告は帰国を前にしてソウルの金浦国際空港において「このたびは大変お騒がせして誠に申し訳ございませんでした」と頭を下げた。

 ところが、帰国後の11月6日、名古屋市内で会見を開いて、一転してカメラを盗んだ事実はないと無実を訴えた。冨田被告や弁護士の弁を要約すれば、わけのわからないうちに犯人に仕立て上げられ、ほかの選手たちと一緒に帰国したければ、罪を認めるよう求められ、それに従ったとのことだった。犯行現場とされる記者席においては、第三者によってカバンにカメラを入れられたとも主張していた。

 監視カメラの映像を見た日本オリンピック委員会(JOC)のスタッフ2名が冨田被告による犯行であると認めていたことから、不可解な主張とも思われたが、他方で冨田被告は韓国の警察に嵌められたのではないかという憶測も生まれた。そんな中、去る4月9日、第三回公判において、韓国警察によって監視カメラの映像が証拠として提出された。その映像には、第三者は映っておらず、日本人選手と思しき男が単独で何かをカバンに入れる様子が収められていた(顔も確認できずになぜJOCスタッフ2名が冨田被告だと確認できたのかという疑問は残る)。

 この映像はテレビでも公開されたので、おそらく、見たという読者もいるだろう。 映像が不鮮明ではあるものの、編集効果もあり、冨田被告は限りなくクロに近いという印象を持たれた方が多かったかもしれない。一方で、オリジナルの映像はあまりにも不鮮明で、検察側が編集・加工を行ったと指摘されていたことから、やはり嵌められたのではないかと感じた方もいただろう。そして今回、結果的にこの映像に証拠能力が認められた形になった。

 いずれにしても、この事件は極めて理解に苦しむ怪事件だった。 冨田被告が本当にカメラを盗んでいたとすれば、いったい動機はどこにあるのか?  日本を代表するスポーツ選手が、国際大会の会場において窃盗を働く意味を理解できないはずはない。 仮に盗んでいたとしたら、後日、わざわざ無実だと主張を翻す理由もわからない。 嵌められたとしても、嵌めた人物の目的が分からない。 冨田被告は同大会において予選落ちしていたが、そんな選手の信用を貶める理由はどこにあるのだろうか?  ターゲットは単に日本人選手ということだろうか? 普通に考えてもわかることではない。

 だが、こんな事件にこそ、リバース・スピーチという強力なツールがある。冨田被告のリバース・スピーチを聞いてみれば、事件の真相に迫ることができるのではないか?

 そこで、昨年11月6日に行われた記者会見での発言をいくつか逆再生で紹介してみることにする。

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