【新常識】スキニージーンズ履き続けると太る?
各国セレブの愛好者をはじめ、女性らしいセクシーさをアピールするかたちが人気のスキニージーンズ。ファッションリーダーとして注目を集めるキャサリン妃もつい先日、産後すぐとは思えないスリムな体型が強調されたスキニージーンズ姿の写真を発表したばかりだ。だが、そんなスキニージーンズに医療専門家からイエローカードが出ているのだ。
■締まりのない下半身になり結果的に太る
ロンドンの理学療法士のサミー・マーゴ氏は、以前流行したレギンス同様、スキニージーンズはその細身の外見とは裏腹に、着用する人の肥満を助長し、健康を害する危険性があると指摘。タイトなジーンズは身体をよりスマートに見せてくれる気がするが「それはまったくの幻想だ」と手厳しい。
スキニータイプのパンツは胃や臀部、膝や足首などを長時間締めつけてしまうものであり、本来それぞれの筋肉がなすべき働きを阻止。働く必要がなくなった筋肉は常にリラックスした状態になり、締まりのない下半身になって結果的に太りやすくなるというのだ。
そして、スキニーを履いたまま頻繁にしゃがんだり、長時間屈みこんでいる場合は特に、「コンパートメント症候群(筋肉が腫れ上がり足への血液供給量が減り、身体へ深刻なダメージを与える)」の危険性が高まるとも。
「座ったままで長時間仕事を行う人は、意識して立ち上がったり、動いたりしましょう。1日中履きっぱなしでいると膝付近で血液が滞って循環しないため、非常に危険です」(サミー・マーゴ氏)
また、スキニーを履いたまま長時間座っていると太腿の筋肉を締めつけて麻痺や痛みを生じさせ(太腿痛の知覚異常)、腹部の不快感や腹痛を引き起こすリスクもあるということだ。
だがマーゴ氏は一方で、あまり神経質にならない方が良いとのアドバイスも。
「決してスキニージーンズを履くのが悪いと言っているわけではありません。ただ、努力なしで見た目を誤魔化そうとするよりも、ジムへ行ったり走ったりして運動をするなどして、自己の身体を意識的に健康にすることがより大事です」(サミー・マーゴ氏)
女性だけでなく、男性にも人気のスキニージーンズ。今回紹介した説以外にも「睾丸が温まり、精子の数が減るので、子どもを望む場合はタイト過ぎるパンツを履かない方がいい」というものや、「女性は履き続けることにより性感染症(カンジダ症)にかかる危険性が増加する」という珍説もあるので、とにかく、タイトなパンツを履く場合は違和感を感じたら履き続けないこと、キツイと感じたらひとつ上のサイズを選ぶことが重要だそうだ。
履く人を選ぶスキニー、どうやら履きこなすにはただならぬ努力が必要なようである。
(文=Maria Rosa.S)
参考:「Daily Mail」ほか
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