古希になるロッド・スチュワートが叫びたくなるほどカッコイイ!
先月半ば、英国の実売調査会社オフィシャル・チャーツ・カンパニーが、ここ10年間で最も売れたアルバムベスト10を発表した。
1位、アデル『21』
2位、テイク・ザット『Progress』
3位、マイケル・ブーブレ『Christmas』
4位、エミリー・サンデー『Our Version of Events』
5位、エド・シーラン『X』
注目すべきは、「ベスト10にロック系のアルバムは1枚も入らなかった」という文面。
ボブ・ディランの曲をカヴァーし、ローリング・ストーンズとの共演を果たしたエド・シーランはロック系では? などの疑問もあるが、「ロック=衝動」と若者文化の先端を走っていたのはすでに遠い昔なのだろうか…。
そんなロックに逆風が吹きすさぶ昨今、英国を代表するロックスター、ロッド・スチュワートがニュー・アルバムを今年10月に世界リリースする。2000年には甲状腺がんと診断され、治療を受けたロッド・スチュワートは、1945年1月10日生まれの今年70歳だ。
古希になるロッド・スチュワートだが、まだまだ精力的に活動していくようで、先日、公開されたカリフォルニア州ハリウッドにあるキャピトル・レコード本社屋上でジャムセッションする彼のミュージック・ビデオが公開された。これが、思わず「このバンド編成で来日して!」と叫びたくなるほどカッコいい!
肝心の歌はというと、これまた見事なまでにケルト音楽とロックを融合させており、改めてロックの真髄を実感させてくれる。ブルースとカントリーの融合で始まったロックンロール。商業的には音楽業界の端っこに追いやられているかもしれないが、まだまだロックは死なず、だ。
■古希を迎える往年のロックスターたち!
60歳、還暦は「長寿を願う」お祝いに対し、古希は「長寿を祝う」お祝いとなる。ちなみに今年、70歳を迎える、迎えた海外のロックスターといえば、ロック・オペラというジャンルを確立した「ザ・フー(The Who)」のリーダー、ピート・タウンゼンド(1945年5月19日生)。
説明不要、日本にも多くのファンを持つヤードバーズ、クリームなどのバンドに在籍したエリック・クラプトン(1945年3月30日生)。
なぜか海外では一発屋というイメージもあるが、日本では人気があるディープ・パープルの元メンバー。イアン・ギラン(1945年8月19日生)。 ニック・シンパー、(1945年11月3日生)、ロジャー・グローヴァー(1945年11月30日生)、リッチー・ブラックモア(1945年4月14日生)。
昨年、発売したアルバム『RIDE OUT』が、全米アルバム・チャート(2014年11月1日付)初登場3位を記録し、世界的に大活躍しているボブ・シーガー(1945年5月6日生)。
今年3月、新スタジオ・アルバム『Duets: Re-Working the Catalogue』、発表、そして6月には英国王室から「ナイト」の称号を授与されたヴァン・モリソンことジョージ・ヴァン・モリソン卿(1945年8月31日生)。
「iPhoneの音は劣悪だ」「政府機関とつながっているとも言われている大企業モンサントへの抗議」、大企業だろうが、賛否両論あろうが、言いたいことは言う。障害者、農業経営者の支援も積極的に行い、今なお熱いニール・ヤング(1945年11月12日生)。
昨年末、8年ぶりのニュー・アルバム『It’s the Girls!』を発表した女優でもあるベット・ミドラー(1945年12月1日生)
昨年、5月にニュー・アルバム『Ghosts of Download』と新録ベスト・アルバム『Blondie 4(0)-ever: Greatest Hits Deluxe Redux/Ghosts of Download』を発売したブロンディのヴォーカリスト、デボラ・ハリー(1945年7月1日生)。
今年8月28日に40周年記念ニュー・アルバム『Bad Magic』を発売するモーターヘッド。モーターヘッドの創設者にしてリーダーの、レミー・キルミスター(1945年12月24日生)。
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2024.10.02 20:00心霊古希になるロッド・スチュワートが叫びたくなるほどカッコイイ!のページです。traveling編集部、ロック・ミュージックなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで