マフィアに殺されかけた康芳夫が語る、猪木VSアリ戦ほか伝説の対決企画がヤバすぎる!

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Idi_Amin_-Archives_New_Zealand_AAWV_23583,_KIRK1,_5(B),_R23930288.jpg画像は、「アフリカで最も血にまみれた独裁者」ともいわれたイディ・アミン「Wikipedia」より

「その後にね、ウガンダの“人喰い大統領”アミンと契約してね、猪木くんと対戦させようとしたの(1979年)。レフェリーはアリでね」

 いくらボクシング経験者として知られる人物とはいえ、現職の大統領を、しかも無く子も黙る悪評の暴君を、プロレスのリングに突っ込もうとしたのだ。

「これが大騒動になっちゃってね、ある意味アリ猪木戦よりも世界的に話題になったんだけど、アミンが内戦に負けてサウジアラビアに亡命してパア」

――承諾していたというのだから凄いですね。

「アリのバックアップが非常に大きかった。菅原文太くんや(高倉)健さんがアリの大ファンでね、マスコミに発表した段階で“康さん、お金払うからリングサイド10枚くれ”って連絡がきましたね。あと赤塚不二夫くんは“シュール過ぎて、これが実現したら、僕は漫画家辞めます”なんて言ってきましたよ」


■人間vs猛獣 虎を連れてハイチへ

 漫画家すら想像もしないようなことを、現実社会で次々と仕掛けてきた康氏。その中でもかなり危うかったのが、人間と猛獣の対決企画である。

――虎と空手家を戦わせる企画(1977年)も、今ならまず無理ですよね。

「まず大山倍達に“誰かいないですか?”言ったら、“山元(守、現在は勝王)くんに話せ”って言われてね。大山のパートナーで自衛隊の師範で、国士舘の空手部出身の人間だっていうので、会ってみたら山元は“やりますよ”って言う。ところがこの開催をOKしてくれる国がなかなかないわけ。なにしろ、人間が死ぬ可能性がかなり高いからね」

――そうでしょうね(笑)。

「それでハイチって国になったわけです。その時の大統領がとんでもなく空手が好きだってことでね。それで一行を連れてハイチに乗り込んだわけです。虎も買ってね」

――持ち込みなんですね(笑)。

「どこで買ったんだっけな……まあ虎ってそんなに高いもんじゃないんですよね」

――そうなんですか(笑)。

「とにかく買ったんだけど、アメリカの法律が虎の輸送を禁止してたから、パリを経由しなきゃいけなかったの。まあ元々ハイチはフランスの植民地ですからそれで大丈夫だったんですが、その間24時間くらい飲まず食わずだったんですよ、虎は。空港に着くなり黒んぼが二千人くらい押しかけてきてね。虎を初めて見るもんだからね、“ティーグル(フランス語)だ!”って朝4時くらいだったかな。最初僕が腰抜かしたのがね、ボックスに入っていった虎がいきなり後ろを見たの。つまりそれくらい体が柔らかいんだね」

――体が180度曲がったってことですね?

「そう、山元もそれ見てて腰抜かしてたよ(笑)。まず水を飲ましたら、バケツ5杯くらいいっぺんに飲むし、フローズンのチキンを出したらあっという間に10匹くらい食うし、あんまり凄まじいんで、そりゃもうビックリしたよ。チェーンで繋いでおいて、そこにドーベルマンを入れたの。そしたら虎が頭を軽く撫でたくらいなんだけどね、ドーベルマンは何が起きたかわからずにくるくる回ってるんだ」

 ドーベルマンはあっという間に引き裂かれた顔面及び、体に気付くこともなく、転げ回っていたという。

「まあそこで初めて気付いたっていうのがあまりにも不注意なんだけど(笑)、虎は全部の爪が出刃包丁みたいなものなんだ。あれ、まともにやったら山元はおそらく20~30秒もたなかっただろうね」

――えー(笑)。

「でも、天佑というかね、結局はそれにすがったんだけど、例のブリジッド・バルドーっていう動物愛護活動をしている女優がね、“虎を殺すなんてかわいそうだ”って当時のカーター米大統領に親書を出したんですよ。そうしたらカーターも放っておけないんでね、ハイチの政府に圧力をかけたの。ハイチはとても貧しくて、当時年間100億円くらいアメリカに援助を受けている国だったから、それを止めるってアメリカが言ってきたんで、ハイチの大統領もビックリしちゃって、結局“試合はやらせない”ってなったの。それで山元の命が助かったんだよね」

――完全に偶然ですね……。

「山元くんが死んでたら、僕もなんらかの理由で逮捕されてたでしょうね」

――もちろんそうでしょうね(笑)。

「いわゆる業務上過失致死ですね。まああの企画にも、今のお金にして4~5億円はかかりましたから大変でしたよ……」

 失わずに済んだ人命を顧みているのか、単に無駄になった金を惜しんでいるのか、全くわからない語り口である。
(文・写真=福田光睦/Modern Freaks Inc.代表)

第三回に続く

●康芳夫(こう・よしお)
1937年東京生まれ。国際暗黒プロデューサー、虚業家、家畜人ヤプー全権代理人、全地球を睥睨するスフィンクス。公式ツイッター=@kyojinkouyoshio公式サイト=http://yapou.club有料メルマガ=『全地球を睥睨(へいげい)するスフィンクス『康芳夫』メールマガジンそして「家畜人ヤプー」通信』無料メルマガ=『虚実皮膜の狭間=ネットの世界で「康芳夫」ノールール(Free!)

8月8日 45年ぶりに『家畜人ヤプー倶楽部』復活(定期開催)イベント開催!

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<イベント概要>
月蝕歌劇団 代表 高取 英 構成のショー、 柊 一華 演出の本格的SMショーを酒を飲みながら堪能ください。出演:女王様『柊 一華』,モデル『秘密』 / 倉敷あみ(月蝕歌劇団トップ) 三上ナミ 柴奏花 他月蝕歌劇団

<日時>
2015年8月8日(土)
・第一回め:開演時刻 18:30 前売り(予約)3500円(当日会場払い)
・第二回め:開演時刻 20:30 前売り(予約)3500円(当日会場払い)

<会場>
家畜人ヤプー倶楽部@下北沢

<チケット>
http://peatix.com/event/101342

・康芳夫インタビュー第一回 SMクラブ「家畜人ヤプー」に集ったド変態な有名人!

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