【閲覧注意】リスの死体の穴から出てきたものとは?
下のリスの死体の画像を見てほしい。つぶらな目を見開いて死んでいるリスの肩から、何か黒い物体が蠢きながら今にも飛び出そうとしている。そして、この物体が出た後のリスの死体にはぽっかりと大きな空洞が残されている。エイリアンの様におぞましいこの物体は一体、何なのか?
「Squirrel with parasite ” wolf worm”」 動画は「YouTube」より
■ほ乳類の皮膚に寄生するハエ

この物体は「リスバエ(Tree squirrel bot fly)」と言われるハエの幼虫で、「ヒツジバエ科」に属するハエだ。この種のハエの幼虫は哺乳類に寄生し、ハエ幼虫症を引き起こす。寄生主により「ウシバエ」「ヒトヒフバエ」「ヒツジバエ」「ウマバエ」「イヌバエ」等と異なる名前を持つらしい。リスの場合は毛皮に付いているリスバエの卵が幼虫となり、口や鼻、もしくは皮膚の傷口から入り込み、リスの体内で十分に成熟した幼虫は、体から飛び出て土中でさなぎになる。写真の黒い物体はこのハエのさなぎだ。
傷口から寄生する場合、体の傷口は蚊に刺された位の小さなものでも、ハエの幼虫にしてみれば入り込むのに十分な大きさだ。そして寄生主の肉を食べながらどんどん大きくなる。このハエの幼虫が動物の体内でさなぎに育つまでには数週間から数カ月かかると言う。
この動画でもわかるが、ハエのさなぎが飛び出た後の傷口はかなり大きな空洞になっている。そこで寄生主はこのハエの幼虫に食い殺されるのかと思うが、意外にも寄生主が命を落とすことは稀なのだという。
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