【世界初】NASAも果たせなかったロケットの“垂直着陸”にAmazon設立者が成功! 宇宙開発に新時代到来
「ブルーオリジン」のロケット「New Shepard space vehicle」は、高度329.839フィート(約100.5km)の準衛星軌道に到着し、地球に戻ってきた。「宇宙」という言葉の厳密な定義にもよるが、初成功としては立派なものである。「New Shepard space vehicle」は、大きく分けでクルーが乗り込む先端のカプセルと、液体水素と液体酸素を燃料として11万ポンド(4,9895キロ)の推進力を生むアメリカ製「BE-3」型エンジンロケットの2つから構成されており、ランディングに入る前にクルー用のカプセルは切り離される仕組みだ。
「ブルーオリジン」によれば、クルー用のカプセルは最大6人乗りで、世界最大の窓を持つという。「再利用可能なロケットの誕生は、宇宙ビジネスの市場において大変重要な意味を持つ。今まで可能とされていたことを飛躍的に広げることになるのだから」、とジェフ・ベゾス氏は語っている。
■今後の宇宙開発に与える衝撃
今までの概念を大きく覆す「New Shepard space vehicle」は、宇宙開発の革新的な先駆けとなるであろう。我々一般庶民が宇宙旅行できる時代も、より身近なものになるのかもしれない。ジェフ・ベゾス氏はABCニュースにて以下のように語っている。
「今まで当たり前のように慣習としてあったブースターロケットを使い捨てにするのではなく、再利用していこうというのがこの計画の主たるものなのです。大西洋にあんな高価な燃料ロケットが落下することは、せっかく飛ばしたボーイング747型機を1回使っただけでスクラップにするようなものなのですよ。まったくあり得ません!」
3億万長者ともいわれるジェフ・ベゾス氏やイーロン・マスク氏のような富豪が宇宙開発に乗り出したことを、NASAはどのように見ているのであろうか、公式見解を発表してほしいところだ。
今回の成功にTwitterを通していち早くお祝いのメッセージを送ったのは、最大のライバルでもあるイーロン・マスク氏であった。「ジェフ・ベゾスとBlue Originのチームに対し、ロケット・ブースターがVTOL(垂直着陸)に成功したことにお祝いを送りたい。」。ただし、そこはライバル、このツィートの後にこうつけ加えている。「しかし、『宇宙』と『衛星軌道』の違いをはっきりしておく必要がある。詳細は以下のリンクを」とライバル心も忘れていはない。最低ラインの宇宙高度に達するだけで良いのなら今回のようにマッハ3で十分だろうが、弾道飛行にはざっと計算してマッハ30が必要となる。そのことは「ブルーオリジン」も認識のとおりで、今後の課題としている。
ジェフ・ベゾス氏は自身のブログで「私たちは、すべての原点であるこの青い地球を超えて宇宙空間へと飛び立つことを助けるため、より優れたロケットの開発へ力を注いで行きたいと思っております。それが今後の人類のためでもあると考えるからであります」「我々は、ステップバイステップで、辛抱強くこのビジョンを追求していきたいと考えています。私たちの素晴らしいチームは、この新しい宇宙船を完成させることが、何百万人もの人々が宇宙空間で快適な生活を送れるようになる日々を少しでも近づけられればと思っております」と述べた。
インターネットが普及し、オンラインでのやり取りがますます増えていく時代に、AmazonやPayPalといった会社を立ち上げた人たちが宇宙事業の最先端にいるという事実は、やはり彼らには先見の明があるということを示しているのであろうか。NASAも日本のJAXA(宇宙航空研究開発機構)ですらまだ成功に至っていていない垂直着陸を成功させたことで、宇宙開発に次々と新しい企業が参入してくるかもしれない。これもそう遠い未来の話ではない、今後の展開が非常に楽しみである。
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