「反日精神は脊髄反射であって思想ではない」ラブホ最上階に住み三重スパイを疑われた在日韓国人が激白!

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■意外と充実した学生生活が送れる朝鮮学校

 その後、著者は朝鮮学校に入学。ちなみに、日本人からすると謎多き朝鮮学校だが、「非リア充」だった著者が語るそこでの学校生活は色々な生徒が集まる日本の公立学校となんらかわらない印象を受ける。面白いことに、朝鮮学校の中には意外と斜に構えている生徒が多く、禁止されている日本語をあえて使って会話する生徒や、日本の漫画を持ち込む生徒が少なくなかったそうだ。なかには金日成主席の肖像画にいたずら書きをする者もいたらしい。

 長文になるが、著者の許可も得たので以下本書から朝鮮学校の生徒の心のうちをとらえた文章を丸ごと引用させていただく。

一歩学校の外に出れば、日本なのである。校内で掲げられる、本国と同じようなスローガンや運動会の演目などはあくまで学校の文化であり、褒められたければ、怒られたくなければそれに迎合するのが正義であることは高校生くらいになればわかってくる。毎日、バスや電車に乗って日本と『プチ朝鮮』を行き来する生徒に培われるのは、ネトウヨが妄想するような反日精神ではなく、陳腐ではあるが『世の中にはいろんな国や価値観があるんだな』というある種のバランス感覚と達観である。 

 私にいわせると、在日コリアンのマインドの中には『生まれ育った日本とは別にある祖国と民族の存在』『日本人的感覚を持つ、日本人としての自我』『家系や環境から受け継いだコリアンとしての自我』『在日(アウトサイダー)としての自我』『何にも定義されない自我(本当の自分)』などがフォルダ分けされている


■独島は誰のものなのかを決める前に

 卒業後は、総連で記者として働き、その間も拉致問題や右翼との対決、公安にマークされ、そして教育実習生として北訪したり、総連を退職した後も三重スパイの嫌疑をかけられたり……とさまざまな経験を経ていくのだが、独島について書かれた中で印象深い文がある。

政治に興味がないどころか、リバタリアンにすら近い私にとって、あの島がそんなに重要なんですか? というのも正直な言葉だ。人間が本当に必死になれるのは、自分の半径5m以内のことだけだ。9割の日本人も同じだと思う

※次ページ 無知な記者や、昨日や今日に憲法9条だのフリーチベットだの原発だのレイシズムだのLGBTとかいう単語を覚えたような自称平和運動家に言いたい

実録・北の三叉路

この本ほんとに面白いよー

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