【15人の写真で判明】たった7カ月間戦争を体験しただけで、人間の顔つきはこんなにも変化する
同窓会などで昔の同級生と久方ぶりに再会し、ビジュアルの変貌に驚かされた経験のある方も多いだろう。人相とは環境の変化に大きく左右されるものだ。
ここに3枚の画像がある。
いずれもイギリス人の青年兵士、クリス・マクレガーを女性写真家のラレイジ・スノウが撮影したものだが、彼の顔つきが大きく変わっているのは誰の目にも明らかだろう。実はこの画像、撮影時期によって彼の置かれていた環境が大きく異る。
・左は、戦地に行く前にイギリスで撮影されたもの
・中央は、アフガニスタンへ赴任し、タリバンなど反政府武装組織との戦闘期間中に撮影されたもの
・右は、7カ月後にイギリスへ帰国した後に撮影されたもの
「目は口ほどにものをいう」という諺どおり、死と隣り合わせの紛争地帯で過ごすことがどれほど過酷で精神をすり減らすものなのか、クリス・マクレガーの眼から痛々しいほどに伝わってくる。
「訓練を受けた兵士でも、こんなに顔つきが変わるものなのかと驚きました。彼らにインタビューすると、戦地での負傷、仲間の戦死など想像を絶する恐怖を体験したそうです」(ラレイジ)
■21歳のベン・フレイターの場合
「戦場で僕の仲間が待ち伏せしていた敵から突然撃たれたんです。あの悪夢は忘れられません」(ベン)
まだ幼さの残るベビーフェイスだった21歳のベン・フレイターは、弾丸の飛び交う戦場から生還したが、戦地で受けた精神的なショックは、様変わりした鋭い眼光にまざまざと現れている。
「家に帰ってきて安心したか? ホッとしたのは10分くらいです。今は常に不安が僕につきまとっています」(ベン)
■23歳のベッキー・ヒッチコックの場合
23歳のベッキー・ヒッチコックは、戦場で全身に火傷を負った小さな男の子を救出し治療にあたった。
「とても小さくて可愛い男の子だったので最善を尽くしたのですが、2日後に亡くなってしまいました。遺体を家族の元へ運んでいる時は、やりきれない気持ちでいっぱいでした。戦場では当たり前と割り切ることが、私にはできませんでした」(ベッキー)
■そのほかの兵士たち
日本でも紛争地域への自衛隊派遣が現実味を帯びてきているが、自衛隊員の心のケアに関して、もっと活発に議論されるべきなのではないだろうか? 実際に、イラクやアフガニスタンから生還した兵士の多くがPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断され、毎年多数の自殺者を出している。
皆さんにも、戦地、そして戦地から戻った兵士たちの目をよく見ていただいたうえで、今一度、日本の未来についてじっくりと考えていただきたい。
(文=狐月ロボ)
参考:「dailyrecord」「trueactivist」「anonhq.com」
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