NASAの仮説覆り、再び「宇宙人による建造物説」有力に? 連星「KIC 9462852」の謎の減光現象とは?
■再び蘇る「宇宙人建造物説」
今年に入って、宇宙物理や天文学を専門とするルイジアナ州立大学のブラッドリー・シェイファー教授がこの謎の解明に挑み、意外な発見にたどり着いた。
ハーバード大学に保管されている1世紀前の写真乾板からのデジタルデータまで遡ってみると、「KIC 9462852」からだと考えられる光が1890年から1989年の間に何回も不定期に暗くなっていることを突き止めたのだ。この100年の間に一定の間隔で減光現象が確認されたことは、NASAによる「彗星遮蔽説」を否定するに十分な成果だ。
なぜなら、彗星群によって遮蔽されたとしても、それが長期間に渡って一定周期のもとに観測されることはありえないからだ。一体これはどういうことなのだろう?
ブラッドリー・シェイファー教授は、
「概算するに20パーセントの光が遮蔽されるためには少なくともその星の5分の1の大きさを持つ物体が手前にあることになります。さらに、一瞬で通り過ぎる彗星や惑星によってそこまで減光されるということは非常に考えにくいです。仮に宇宙人による巨大建造物であったとしても、もう少し調査・解析をすすめていく必要があります」と語っている。
NASAが示した「彗星遮蔽説」が否定されると、今のところ考えつくことはもう「宇宙人建造物説」しか残っていないのが現状だ。今後どのような見解に落ち着くのか楽しみではあるが、「KIC 9462852」の減光現象が確認された当初は「宇宙人の建造物説」など、非科学的な意見に捉えられて誰も相手にしていなかったが、今のところそちらの説の方が「彗星」よりも優勢のようだ。本当にこの宇宙のどこかにそんな巨大建造物が存在するのかもしれない。
(アナザー茂)
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2024.10.02 20:00心霊NASAの仮説覆り、再び「宇宙人による建造物説」有力に? 連星「KIC 9462852」の謎の減光現象とは?のページです。NASA、アナザー茂、KIC 9462852などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで