1人のモデルに対し18カ国の“理想の体形”にフォトショ加工! 世界の「美の基準」はこんなにも違った!
上段左からメキシコ、エジプト、コロンビア。下段左からイタリア、ペルー、オランダ。
上段左からシリア、中国、ウクライナ。下段左からイギリス、スペイン、セルビア。
上段左からルーマニア、フィリピン、南アフリカ。下段左からアルゼンチン、ベネズエラ、アメリカ。
いかがだろう。国によって、女性の体のさまざまなパーツのみならず髪や下着の色まで、ここまで異なる理想像を示すのだ。「Superdrug Online Doctor」は、集まった画像を元にして女性たちの理想的BMI(肥満度を表す体格指数)まで算出しているが、中国の理想的女性像では拒食症レベルの危険な数値を示すという。今回のプロジェクトの真の狙いは、国によって異なる美の基準を明らかにすることで、世界の女性たちがどのようなプレッシャーを受けているかを明らかにすることにあったようだ。
確かに美しいとされる姿が国や文化によって異なることはよくわかった。しかし、このような調査は、人々に間違った固定観念を植えつける危険性も孕む。美術品とは異なり、人間は自分の容姿や体質を選んで生まれることはできない。加えて、何を美しいと感じるかは個人によっても大きく変わってくるものだ。つまり、実際のところ“基準など存在せず、あるのは傾向のみ”であるということだ。
誰が見ても美しいと思える人は確かに存在するが、その人物が絶対的な美の基準になることなどありえない。その国で理想的とされる基準から外れていたとしても、それを美しいと感じる人がいる。そもそも、プレッシャーを感じる必要などまったくないのである。
(編集部)
参考:「Superdrug Online Doctor」、ほか
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