SNSでいじめられた「ファイファー症候群」の少年の母が起こした行動とは? Facebook強烈批判も
■没個性化され匿名性が高いと人は攻撃的になる
「スタンフォード監獄実験」で有名な心理学者のフィリップ・ジンバルドーの実験によれば、没個性化され、匿名性が高い状況に置かれると、人は攻撃的かつ暴力的になるという。「2ちゃんねる」などが好例だろう。いわゆる“ネット人格”なのだろうが、ネットでイジメをするような人間は、リアルでも人の“痛み”に鈍感な、恐ろしく想像力が欠如した輩なのかもしれない。
もちろん、そんな冷血が今の世の中の大多数ということは断じてない。アリスアンさんのブログには、今も世界中の人びとから一家をサポートする愛にあふれたメッセージが届いている。また実際に会って、激励する人も多いという。彼女のブログはこれまでに何度もシェアされ、またアメリカの大手TV局をはじめ、メディアを巻き込んでインターネットにはびこるイジメ撲滅の大きな動きが起きている。これこそソーシャルメディアのあるべき姿ではないだろうか。
2月6日付のアリスアンさんのブログには、一人の女性の小さな声に対して、こんなにも多くの人たちが同じように声を上げてくれ、そして大きな力となったことに対して感謝の言葉が述べられている。メディアに傷つけられたアリスアンさんだが、そのメディアによって癒やされつつあるのも事実のようだ。
(文=佐藤Kay)
参考:「Daily Mail」、「Jameson’s Journey」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊SNSでいじめられた「ファイファー症候群」の少年の母が起こした行動とは? Facebook強烈批判ものページです。遺伝子、いじめ、佐藤Kay、難病、ファイファー症候群などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで