麻薬セックスはなぜ止められない? 脳の機能レベルで麻薬の危険性が理解できる本当の「麻薬の教育」【ググっても出ない毒薬の手帳】

【ヘルドクター・クラレのググっても出ない毒薬の手帳 第5回、覚せい剤/後編】  

・前編→シャブ最大の問題点を徹底解説!
・中編→シャブ漬けになる科学的理由を解説!

ThinkstockPhotos-57440897.jpg画像は、Thinkstockより


【覚せい剤の難しい説明いきまーす】

 覚せい剤とは、混合型交感神経作動薬で、内因性カテコールアミンの排出を亢進し、臓器を活性化させ、体温や血圧を上昇させ活力を生み出し、脳内ではMAOインヒビターとして働き、末梢神経系のα、βアドレナリン受容体中枢神経系でもアドレナリン受容体へアゴニストとして働き、報酬系などでモノアミン濃度が上昇し多幸感を感じさせます。

 さて今回は、この文言の意味が分かるように説明いたします。いや~長かったw

 おそらく、今から説明する文章を読めば、覚せい剤が、いかに「ヤバい」ものなのか、脳の機能レベルで理解ができるので、そうした危ないものだと知って手を出すかどうか……で初めて「麻薬の教育」というものが成立すると思うんです。

「麻薬は違法なのでダメ、ゼッタイ」

 じゃあ、興味本位でやっちゃうに決まってるわけで……。


■人間は報酬系のために生きている

 前編でもお伝えしたように、覚せい剤というのは、非常に高い快感や達成感を与えてくれます。そして、そのメカニズムを知ればけっこうガッテンしてロッテンしてもらえるかと思います。(※理解して、麻薬の危険性を思い知るという意味)

551px-Synapse_diag1.jpg画像は、Wikipediaより。下記文章をあらわした図

 まず、神経と神経の間は空間があって、電気刺激が来ると、終端で化学物質を放出します。相手側の神経細胞には「受容体」というのがあって、そこにパチンコの玉(ドーパミンなどの伝達物質をリガンドといいます)が、相手側のパチンコのチューリップのごとき受容体(レセプター)にガチャンと入ると、レセプターは細胞の中に沈んでいって、信号が来ました! と伝えるわけです。

●花粉症のクスリが眠くなる理由とは?

 この機能は脳だけでなく体にもあって、例えば、花粉症の薬として知られる抗ヒスタミン剤はヒスタミンというリガンドが花粉症の不快な症状を起こす神経系でのレセプターに蓋をして、刺激を伝えないようにすることで薬として働いているわけです。一方、脳内の神経系ではヒスタミンは「起きてる」状態を維持する神経系で使われていて、ここの神経系に入り込んだ抗ヒスタミン剤は、当然その部分も蓋しはじめるので、「起きてる」感が失われていき……副作用として眠気が出るわけです。

 このように、レセプターなどを邪魔するものを「アンタゴニスト」というのですが、覚せい剤のように機能を促進するのが「アゴニスト」と呼ばれるものです。

 もちろん、神経系の場所によって同じ薬が、アゴニストとして働く一方、アンタゴニストとして働くこともあるので、お間違えのないように。

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