【3.11】震災直後と5年後を比較した定点観測 ― 消えたもの、放置されたもの…復興の現状とは?
2016.03.09 12:00
■福島県、楢葉町
画像は「DailyMail」より。
福島県楢葉町は、福島第一原発より南に15キロの場所に位置する。原発によって避難指示がでてから町に人がいなくなった。現在でも原発事故の除染作業の拠点になっており、作業員のためのプレハブが立ち並んでいる。
画像は「DailyMail」より。
政府は去年9月に放射線量が下がり避難指示を解除したが、戻ったのは400人あまりと、全町民約7400人の5.7%ほどだ。しかもその7割は60歳以上で、20歳未満は5人しかいない。楢葉町の海岸近くには放射線に汚染された土壌が行き場なく積まれている。
もうすぐで3月11日を迎える。あれから5年、これらの写真をみれば復興の現状が分かる。2020年に向けオリンピック事業にあちこちでビルドアンドスクラップが行われている東京だが、被災地ではまだ東日本大震災は進行形として存在していることを忘れてはならない。こうした写真がその風化を阻止してくれることを願うばかりだ。
(アナザー茂)
※参考「DailyMail」
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