世界19カ国に見る「理想のイケメン体型」とは? フォトショ加工で再現した結果…
“プロポーション”というと女性だけの問題のように聞こえるが、実際にはむしろ男性のほうが、男らしさ=たくましさというステレオタイプのイメージに苦しんでいる場合が多い。前回は国別・女性の理想体型を紹介したが、今回は「国別・男性の理想体型」を紹介しよう。
■マッチョかスリムか…理想の男性の体型は?
医学情報サイト「Medical Daily」(2月18日付)によると、イギリス大手ドラッグストア「スーパードラッグ」が運営するオンライン薬局「スーパードラッグ・オンライン・ドクターズ」が、昨年より興味深い調査を行っているという。“ジェンダーを超えたパーフェクトボディとは何か”を見定めることを目的としている。この調査はすでに女性版が話題となっているが、今回はその第2弾、男性バージョンだ。やり方は前回同様、まずごく一般的な白人男性の上半身裸写真をオリジナルとし、これを世界19カ国のグラフィックデザイナー(女性11名、男性8名)に依頼して、それぞれ自国における「理想の男性体型」にフォトショップで修整してもらったのだ。
その結果、お国柄の反映されたユニークなギャラリーが出来上がった。たとえば、エジプトでは濃い顎ヒゲ、口ヒゲがマストのようだが、セルビアでは多少ぽっちゃりしていてもタトゥーがあると魅力的で、アメリカでは上腕二頭筋とランニングシャツの日焼け跡がセクシーということらしい。
この調査結果についてスーパードラッグは「人間は性別・年令に関係なく『これが理想のプロポーション、こうならなければ』という世間のプレッシャーを感じています。そのような潜在意識は自尊心から人間関係に至るまで、あらゆる領域に影響を及ぼしているのです」と警告している。たしかに “見た目が重要”という世の風潮は、男女を問わずプレッシャーとなっているのは事実だろう。
また、同社は「マスコミや文化・風俗の影響で、世界中の男性がボディコンシャスになっていると感じます。女性よりもです。つまり、よりたくましく、マッチョにという……。私たちのプロジェクトの目的は、こういった考え方に一石を投じることです。子どもたちに自分たちの身体を慈しみ、自信を持ってもらいたいのです。そして無茶なダイエットを止めさせて健康を促進し、最終的には、あらゆる体型、サイズの人間を受け入れる寛容な社会を作っていくのが使命です」と公言している。
幸いなことに女性ファッションの世界では、すでに革命が起こっている。ぽっちゃり系女子の“プラスサイズ・モデル”の活躍は、成長期にある少女たちの摂食障害を食い止めるのには喜ばしい動きといえるだろう。
とかく外見で人を判断することの多い世の中かもしれないが、日頃から見てくれよりも健康を心がけ、ありのままの自分を受け入れている人なら、誰の目にも魅力的に映るにちがいないはずだ。
(文=佐藤Kay)
参考:「Medical Daily」ほか
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