長い鼻、緑色に光る眼、ヌルヌルした体… 地球最古の魚「ロングノーズ・キマイラ」が不気味すぎる!
■海の底からやって来た!! 飛ぶように泳ぐキマイラが凄い!
カナダ東部、ノバスコシア州の州都ハリファックスにある博物館で動物学の学芸員として勤務するアンドリュー・ヘブダ氏は、画像の個体について「深海から素早く引き上げたことが原因で、眼球が膨れているようだ」とメディアに語った。この眼球だが、暗い深海の底でも獲物を見つけられるように機能しており、日光などの光にのみ反応して光るのだという。
近寄れば、その恐ろしい形相で襲われてしまいそうだが、餌は海老や蟹であり、人間には全くの無害なのだそうだ。このロングノーズ・キマイラがカナダで捕獲され、話題になったのは2013年に次いで2回目になるが、この生物の正体を突き止めたカナダのオンタリオ州にあるウィンザー大学の調査員ナイジェル・ハッセイ氏は、通常この種のキマイラは水面から数百メートルの深海に生息するもので漁師の網にかかることは珍しいと指摘し、「もしも私たちが水面からの深さ千メートルから二千メートル辺りの位置で魚を捕れば、もしかするとこの種族がたくさんいるかもしれません。現時点ではわかりませんけれど」と地元メディアに語った。
暗い海の底で、鳥が飛ぶように泳ぐキマイラの存在など誰が想像しただろう。地球上にはまだまだ私たちの知らない生命が息づいていると思うとワクワクせずにはいられない。
(文=清水ミロ)
参考:「Daily Mail」、ほか
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