宇宙人襲撃に備えて地球を「迷彩マント」でカモフラージュする構想が浮上!
■映画『インディペンデンス・デイ』が現実になる?
面白いのは、地球外知的生命体もまたこのようなレーザー照射の技術を用いて自らの惑星の存在を隠蔽している可能性に触れていることだ。我々がなかなか地球外生命体を発見できないでいるのも、彼らのほうが先に“迷彩マント”をまとっているからなのかもしれない。
とするならば、彼らが地球の存在をすでに確認している可能性もある。まだ地球にやって来ていない以上(人知れず来ている可能性もあるが)、現状では地球に到達できるまでの科学技術を持っていないことにはなるのだが、地球の側が今後このキッピング教授の提案にしたがって“迷彩マント”で地球を覆ったとすれば、突然観測できなくなった地球に“高度文明”が存在していることを逆に気づかれてしまうのではないかという反論もあるようである。すでに発見されてしまっているのであれば、確かに今さら存在を隠しても仕方がないだろう。
ホーキング博士に倣えば、もしすでに地球が発見されてしまっているのであれば、今後は地球が侵略される可能性があることになる。今のところは人類の歴史に宇宙人の襲撃を受けた記録はない(!?)はずであることから、地球がすでに発見されてしまっているのか否かは定かではない。あるいはひょっとして、長い旅路となる“行軍”の途上であるのかもしれない。今回のキッピング教授らの提案を検討することは、すなわち、地球外知的生命体が現在の我々と同程度(あるいはそれ以下)の科学技術レベルなのか、それとも一歩も二歩も先んじているのか、どちらを想定したらよいのかという究極の選択になりそうだ。映画『インディペンデンス・デイ』が現実になる事態には出くわしたくないものだが……。
(文=仲田しんじ)
参考:「Daily Mail」、「BBC」、「EWAO」、ほか
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