約200年前の「黒い目の子ども（BEK）」の写真が発見される！ BEKにトイレを貸した者も？

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■BEKを家に招き入れるとどうなるのか？

　オカルト系情報サイト「Week in Weird」の記事によれば、米・バーモント州の田舎町に済むある夫婦の家庭が、真夜中に訪問してきたBEKを家に上げたというから驚きだ。

　夫婦の奥さんが同サイトへ投書したということのようで、公開されたレポートでは彼女の視点からその時の模様が綴られている。投書されたのは今年のようだが、この出来事があったのは1年前のことであるという。したがって2014年の冬ということになるだろうか。

　ちょっとした吹雪の深夜2時頃に、強くドアを叩く音でその女性は目を覚ましたという。夫も目が覚めたようで、お互い承知のうえで女性が玄関のドアを開けた。すると8歳くらいの兄妹に見える男女の子どもが2人、ドアの前に立っていたのだ。やや時代錯誤な感を受けるキチンとした身なりをしていて、女性はこの子たちがキリスト教アナバプテストの教派であるメノナイトの子どもたちだと思ったということだ。

　この吹雪の中で乗っていた自動車が動かなくなるなど、何らかのトラブルに巻き込まれたのだろうと、子どもたちに同情してすぐにでも部屋にいれて温かいココアでも飲ませたいところなのだが、なぜか女性はそういう気持ちにならなかったという。子どもたちに恐怖を感じたということだ。

「Week in Weird」の記事より

　しかし中から夫が早く子どもたちを家に上げるように催促され、仕方なく子どもたちをリビングルームに招き入れ、女性はその足でキッチンへ行き温かいココアを作ったという。屋敷には猫が4匹おり、普段なら訪問者には興味津々のそぶりを見せて近づいていくのだが、どういうわけか猫たちがリビングルームに現れることはなかったという。キッチンにいたその内の1匹も、何故か身の毛を逆立てて何かをひどく警戒していたという。

　そして出来上がったココアを子どもたちに渡す際になって、女性はまさに凍りつくことになる。子どもの瞳は白目がなく真っ黒だったのだ。女性はこれまでの人生で体験したことのない恐怖に襲われたということだ。

　この後、子どもたちはトイレを借りた後に自分たちから家を出て行ったという。その間、どういうわけか夫はこれまで見せたことのない鼻血を滴らせていたのだ。窓から出て行った少年たちの姿を目で追うと、雪の中、迎えにきたらしい黒い乗用車の傍らに背の高い黒いスーツの男が2人立っていたという。そして一行は車に乗り込んで走り去っていったという。

　問題はこの後だ。この一件から数カ月して、4匹の飼い猫のうちの3匹がいなくなってしまったという。残る1匹の愛猫も、何故か血を吐いて倒れ獣医の手当てを受けることになった。猫だけではなく、夫の鼻血もこの後頻繁に起るようになり、医師の診断を仰いだところ鼻に皮膚がんを発症していると告げられたのだ。

　投書を寄せた女性はこの体験から、BEKが家を訪問してきても絶対に中に入れてはいけないと警告を発している。ドアの覗き穴やカメラ映像で事前に気づいた場合は、ドアを開けることも戒めるべきであるということだ。どう収拾してよいものかわからない展開になってしまったが、BEKを家に招き入れた初めての事例だけに軽んじるべきではないだろう。
（文＝仲田しんじ）

参考：「Disclose.tv」、「Week in Weird」ほか

仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター　@nakata66shinji

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