セックスロボットで処女・童貞喪失することの4つの問題点とは? 博士「人口削減には効果的」
この問題について、生物学に詳しい理学博士X氏に意見を聞いた。
「これは結構重要な問題だと思います。魅力的なセックスロボットが普及すれば、生身の人間の性的価値は著しく減少します。まだ生殖という価値は残りますが、これも体外受精や人工子宮の開発で失われるでしょう。セックスと生殖が完全に切り離されてしまった時、我々は生身の人間に何を求めるんでしょうか? 資産や家柄などの社会的ステータスといった、ロボットには付与できない性質の価値を持つ人間以外は、ロボットだけをセックスの相手に選ぶようになるのかもしれません」その方が楽しいし面倒も少ないでしょうし、とX氏は身も蓋もないことを言う。
生身の人間同士がカップリングしなくなれば、出産の機会は激減するだろう。金持ちなど子どもを強く望む人々にしか子どもが生まれないとなれば、少子高齢化がますます進んでしまうのでは? そう尋ねると、X氏は首をふった。「それはそれで良いのでは? 世界的に見たらヒトは増えすぎです」
そして、X氏が指摘したのはセックスロボットのもたらす別の効用だった。
「増えすぎた人口をなるべく穏便に減らす手段として、セックスロボットはかなり有用だろうと思います。インドや中国などでは男性の人口の方が多くて女性が足らず、そのことが将来的に戦争の引き金になるという予測すら存在します。ロボットはそういった問題を解決するための一手段にもなり得ます」何と、セックスロボットが世界を救うというのだ。
「日本の少子高齢化問題のキモは年金や保険にかかる予算と労働力ですが、労働力はロボット技術で解決できます。このテクノロジーは世界中で間違いなく売れます。むしろ日本は積極的に開発して売り出していくべきではないでしょうか」
オタク産業が繁栄する日本では、他国に比べてロボットとのセックスに嫌悪感は少ないかもしれない。セックスロボットが日本の未来を救う可能性もあるのだ。
(吉井いつき)
※参考「Mirror」ほか
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