屁理屈男「たしかに家は売ったが、家を出て行くとは言ってない」! 全米大注目の不法占拠事件の衝撃的結末は?

 世の中には、無理を通そうとして屁理屈をこねる人間がいる。時には勢いで押し切れる場面もあるのかもしれないが、屁理屈を多用することは、あなたの信用を少なからず傷つけることにもつながるため、決しておすすめできない。そして時に屁理屈は、国中の関心を集める大事件にまで発展してしまうこともあるのだ。

屁理屈男「たしかに家は売ったが、家を出て行くとは言ってない」! 全米大注目の不法占拠事件の衝撃的結末は?の画像1画像は「WKRN」より引用


■家を買ったはずなのに、前住人が立ち退き拒否!

 今月10日、米・テネシー州の地元放送局WKRNが報じたニュースに全米が震撼した。というのも、ある女性がナッシュビルの一戸建てを購入したが、売り手であった前オーナーが立ち退かず、その理由がなんと「家は売ったが、家を出て行くとは一言もいってない」というものだったのだ。買い手のタマラ・ホロウェイさんは、メディアを通して次のように訴えた。

「悪夢としか言いようがありません。マイホームはとても大きな買い物なのに、こんなことになるなんて……これでは、私の家が不法に占拠されているのと変わりないです」

 赤の他人だった前オーナーと、一つ屋根の下で暮らすなど、気まずいことこの上ない。このままでは、とても新生活など始める気にもなれないだろう。しかし、前オーナーのジャスティン・マクロリー氏は、タマラさんの必死の訴えなど意にも介さず、メディアを通して次のように言い放つ。

「私がどこかに去らなければいけないなんて、誰が決めたんだ。私を立ち退かせたい? 誰にそんな力があるんだ」
「売買手続きは何もかも順調に済んだ。彼らはこんなにも美しく、素晴らしい家のオーナーになったわけじゃないか。まったく、何が問題なんだ」

屁理屈男「たしかに家は売ったが、家を出て行くとは言ってない」! 全米大注目の不法占拠事件の衝撃的結末は?の画像3画像は「WKRN」より引用

 売買契約は、今月1日に不動産業者を介して結ばれたが、その際の確認事項には前オーナーが退去することが記載されていた。つまり、「家は売ったが、家を出て行くとは一言もいってない」という主張は、単にマクロリー氏の屁理屈にすぎないのだが……。それでも周囲は、まったく家を明け渡そうとしない前オーナーに大わらわ。そもそも不動産会社や売買代理人たちは、このようなケースが起きるなど夢にも思わなかったため、どのような手順で対処したらよいか誰にもわからなかったのだ。

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