タイ僧侶が彫る、“不死身になれる”タトゥー「サックヤン」の神秘! 巨大刃物でザックリと…
――タイ在住歴15年以上のライターが、現場から最新オカルトニュースを届ける!
敬虔な仏教徒の多いタイでは昔から身体に護符を彫り込む刺青「サックヤン」がある。サックとは刺青のことで、ヤンは曼荼羅などを指す。仏教神話に出てくる神をモチーフにしたり、曼荼羅の幾何学模様、パーリ語の経文を彫り込み、自身を災いやケガ、ときには死から自分を守る。
そんなサックヤンは今でもたくさんのタイ人が身体に彫ってもらい、自分に神秘の力が得られたと心から信じている。そんなサックヤンの現場を覗いてみた。
■1200年代にはすでに確立されていたとされる護符刺青
先日、日本のあるプールが刺青を入れた客を施設側が拒否する権利があるとホームページ上に掲載し、話題になった。日本では侍の時代には囚人に彫ったり、明治5年から昭和23年にかけて刺青禁止令があったことから完全にアウトローの象徴になっている。
確かに、現代においてはどの国においても刺青は不良の象徴である。微笑みの国としてすべてに寛容なタイにおいても、刺青は荒くれ者がするものだというイメージがある。しかし、日本ほど拒絶反応がないのは仏教に関連した護符刺青の認知度が高いからにほかならない。
サックヤンは1200年代、タイ北部の古都チェンマイに王朝があったころに登場したとされる。当時は今のミャンマーが好戦的で戦争が頻繁に勃発していたこともあり、兵士やそれに準ずる警察官などが自分の身を守るため、僧侶に経文などを彫ってもらったことがきっかけだという。

タイでは一般の人でもサックヤンの力を信じている者が少なくない。数年前、タイ南部で頻発する爆弾テロ事件を報じるまじめなニュースで、サックヤンを入れた兵士が爆発に巻き込まれ死亡したものの、そのサックヤンを入れた部分だけは無傷だったと伝えたこともある。また、あるニュースでは、墓に入った遺体をある事情で掘り出したところ、サックヤンが彫られた背中一面は腐敗していなかったという。
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