自然現象か、UFOか、HAARPか? リアル『インデペンデンス・デイ』のような雲が激写される!
地球上の各都市に突如巨大な雲が現れ、大地を影で覆い尽くす。そして、群衆が呆然と見つめるなか、ビルにぶつかりそうなほど低空をゆっくり移動する雲の中から、直径24キロに及ぶ巨大UFOが姿を現す――。1996年の世紀末的SF大作『インデペンデンス・デイ』の印象的なUFO登場シーンだ。
この『インデペンデンス・デイ』を彷彿とさせる、まるでUFOが隠れているかのように奇妙な動きを見せる雲は過去にトカナでも報告したように、度々発見されている。
■UFOか!? 不吉な形状の雲が撮影される
今月10日に南カリフォルニアで捉えられた雲もまた、見る者に不吉な印象を残す雲だ。動画を紹介しているのは、UFO情報サイト「UFO Sightings Daily」で、UFO研究家スコット・ウェアリング氏は記事内でUFOだと断定しているのだが、果たしてこれは『インデペンデンス・デイ』のように雲をまとったUFOなのだろうか。まずは問題の動画をご覧いただきたい。
動画では、真っ青な空に薄くかかった雲の中に、明らかに異様な楕円形の模様が確認できる。さらに、次のシーンでは形状を変え2つに増えているではないか。また、この楕円形の雲が発生する様子も捉えられており、これを見る限り、ウェアリング氏も指摘するように、これが雲の中にできた模様ではなく、独自に生まれ、その後雲に覆われたことがわかる。周りを流れる雲とは動くスピードが違うのだ。
このような形状になった理由として、ウェアリング氏は「(楕円形の中心線に沿うように雲ができるのは)UFOの中心部分が突き出ているためで、外側の縁部分がくっきりしているのはUFOと周囲の雲のスピードの誤差により生じているのではないか」と憶測している。
確かに不思議であり不気味な光景ではあるが、はっきりとUFOの姿が確認できるわけではなく、これがUFOだと断定する根拠としてはやや弱い感も否めない。動画に寄せられたコメントにも「これはUFOではなく、(人工地震を起こすと噂されている)HAARPによるものではないか」といったものや「私にはUFOではなく、空に浮かぶ女性器にしか見えない」などUFO説には懐疑的な意見も目立っている。
自然が作った偶然の産物とは考えにくいが、かといってUFOによるものだと即断するには疑問が残る。謎多いこの楕円形状の雲をどう判断するかは読者に委ねる他ないが、この雲の正体について考える材料になるかもしれない、よく似た現象が、イギリス・ボーンマスで発見された。
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